ひたむきな「しずくミントティ」

ようやく長い梅雨が明けた。熟した梅もとうに終わり、干す時季になったというのに。今年は、ひたむきに雨雲におおわれ、もはや半分の夏が終わってしまった。思えば２月から、あれもこれも控え、あの人たちとぱあっとやるのも控え、ひたむきに自分を見つけることにもあきた。ぱあっと、しずくを乾かしたい。

木々にしずく。
人間からもしずくがこぼれた。
まだ、身を尽くすのか。

ぱあっと、しずくを乾かしたい。
今日から、モヒートをつくることに決めたのに、ミントティは、ひたむきだ。

６月のしずくミントティ

雨ふり庭でミントを摘んできました。
ただ雨の音を聴きながら
お湯をそそぐだけで
６月のしずくが味わえる
これは切ない春のおわりであり
あなたに会えない夏を楽しむための切符
オレンジの輝きと
ミントの強さを楽しむ
そんな空想の旅のための
切符なのかもしれません