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2019年10月の記事一覧
サンマのようにおよぐな
多くのブースに行列ができ盛りあがる中で、芸祭の焼きそば屋台の鉄板にはカバーがかかり、立ち上がるソースの香りはなかった。
「大雨で上がったりだ、泊まる」という短いメール。息子が芸祭の焼きそば屋の店長だというので、売り上げに貢献しに行くか。いや、親なんて来たら限りなくうっとうしいよね。迷いながらも向かった学園祭。
焼きそばのカケラさえ売っていなかったのは、メンバーの失態で営業停止(卒業生のわた
「おかって」の思い出
「おかってから入って!」そこからお邪魔することは、ちょっと特別あつかいしてもらったような悦びがこども心にあった。
両親の東京の実家にも、おかってがあった。祖母に「おかってから取ってきて」といわれ、しのび足で入った空気はひんやりしていて。北側に位置していたのではないかな。
「弓道」の世界では、右手を「勝手」と呼ぶ。自由に使える右手、料理する女性が自由に使える場所=「おかって」という言い伝えが、諸
冷えても温かくてもおむすび
いちにいさんと転がして、お米の粒がひとつぶひとつぶ見えるくらい、ふんわりとむすぶのが好き。土鍋とセイロで蒸せばホカホカ。あらためて。おむすびありがたやと思う。
ケイタイに一日中鳴っていた警報。音量マックスなのですね、仕事も映画も中断するくらい。我が家は自宅待機のほうが安全な環境とわかっているけれど。とうとう避難勧告「警告5 全員避難」や「河川氾濫」という文字が届くと、心のなかでザワザワが起こる