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なかのひとマガジン2016 上半期(1~5月)

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たまにアトリエのなかのひとのつぶやき
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記事一覧

夢占いとラクガキ

夢占いとラクガキ

昨晩、目のクリっとしたちょっとハムスター的な生成色のかわいいネズミ一匹の夢を見た。前脚というか前手を揃えていた。棚のかげに隠れていて目が合った。

あなただれ?

ネズミ夢は不吉と記憶していたが夢占いによると「白ネズミ」は幸運の使者。吉夢。生成色でもいいんだろか。ラクガキメモしておこう。

Cocciorino 地球のかけら
#日記 #ラクガキメモ #夢占い #夢

ウチにはまともな「時計」がない

ウチにはまともな「時計」がない

冬眠前のクマはめざまし時計をセットしたか?

―NO!春になればおなかがすいて起きる。
そんな冬眠クマに憧れます。

冬眠クマのプリミティブワールドからうまれる直観、鋭い察知力。つまりは五感をみがきたくて、生活空間に「まともな時計を置かない」…というのは、セカンドリーズン。まんざら冗談でなく、けっこうホンキだけど。

では一番の理由は?

新作時計「月のよる 月のうた」半磁土 Cocciori

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おいしい「春の季語」

おいしい「春の季語」

ー親愛なるアーバンベアーたちへー

季節ごとにちんまり登山をします。残雪に鉄爪たてる5月、山小屋びらきのころのそれは、季節の原点と、季節の芳香がするので好きです。イノセンスなアンテナがぴぴっと作動する冬眠あけのクマになる感じ。

さて、都会のクマは中途半端な冬眠をするので、ボケボケと季節をさがしにゆかないとなりません。

それを悲観せず、たのしく目覚めるために都会のクマは春を食べる。クマたちよ、コ

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読了

読了



Conoteマガジン編集長と仲間たちに出会ったことで、すてきな本にも出会った。感謝。

著タムカイさんの「ラクガキ ノート術」読了。ラクガキ、人生変えるってよ!

ぼくらティーセットと一気に読破。リンゴぎっしりのアップルパイいただいた感の満足度200%。

(ヘッダー写真はフィレンツェの壁ラクガキ)
#Conote

皮肉なれこめん

皮肉なれこめん

《Cocciorino土鍋でつくるレコメン料理!》こんなふうに書きだそうと思っていた、その矢先。アトリエの中のひとが、怒りと笑いのまざったミックスナッツのように塩まみれな顔でやってきました。その理由は?

恥ずかしい限りだけれど、ごあいさつ代わりに、まずは以下のびっくりサイトからどうぞ。(キュレーションサイトのPVに貢献しちゃうけど…)

アトリエの中のひとがオシャレ女子!? ⇒ NAVER ま

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つくるをつづける理由  #器のうちがわ

つくるをつづける理由  #器のうちがわ

新シリーズ「つくるをつづける理由」はじめます。今回は「器のうちがわ」。

個展が閉幕すると、ご売約、客注の管理仕事に入ります。来月の新たな個展の制作も始まりました。実は「つくる」(この場合は陶芸道)は「寝ない、休まない、動かない」の「3大カラダに良くない」の仕事であり、いくら丈夫だといっても体力的にはすてき~な仕事ではありません。突然カラダを壊す人も少なくありません。じゅうぶん気をつけなくてはなり

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カメラはカメラでない話

カメラはカメラでない話

*Conote MAG 006号「カメラ!カメラ!カメラ!」寄稿! *

だいじな時をフィルム時代に生きたからこそ、デジタルカメラには「割り切れる」という感があります。便利なデジカメを前に斜に構えているのではありません。記録も仕事のうちである陶の仕事はデジカメに大いに助けられているのですから。今日も撮影三昧だったわけだし。

デジカメのおかげで「カメラ」という言葉を、2つの意味で考えるようになった

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逆むきなのよ芸の術が起こす引力なんて

逆むきなのよ芸の術が起こす引力なんて

展がおわった朝はかなり独特です。「旅から帰ってきた朝」と「明日から旅発つ朝」のあいのこ。

ギャラリーオーナーに極上のお寿司をごちそういただき展を打ち上げる。極上の魚とお酒がのどを通り胃袋から弛緩する。チキンの肉が骨からほぐれるあの感じ。それなのに精神的な緊張感は高度を上げてゆくのです。不思議でしょ。

逆むきなのよ、芸の術が起こす引力なんて。

最も現実を直視し最もスピリットが緊張する不思議な朝

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鼻の下をのばしたサルは何でも知ってるシリーズ

鼻の下をのばしたサルは何でも知ってるシリーズ

どうも「何でも知ってるサル」です。noteというバターだかジャムだかは、良質ななめらかさと良質な甘味を持つというのに、パンの上でスムーズにスプレッドしないのだわ。

書く仕事やめて本業に一本化した数年目。今と同じようにバタバタ24時間職人だったけれど、おもしろそうだから2年前にnoteに参加しました。動物保護の募金代わりに課金したり、そんな使い方だったけれど、記事かく人少ないんだなぁ、いつも同

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火星が地球に最接近する日

火星が地球に最接近する日

無窮の遠からみるこの星は…。星隠れの夜に緋く光る星と目があった。ほら火星であろう。もうひとつの鈍輝は木星か。恒星も月も姿消す曇天の夜空で惑星に出会えているのだから、とても不思議な夜であろうとボタンをにぎりしめる。

ああ、窮理の船こぎあの星に到着した証なのね「わたしたちは、元気よ」。真っ赤なボタンがカーデガンからポロリとこぼれた。

※曇天のなかでシグナルを発信していたのはまさしく火星であったらし

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あなただれよ? click me!

あなただれよ? click me!

「つちのこ」が、われらの足もと、土の奥底に住んでいるものだと信じてやまなかったアトリエの中のひとです。そして、その姿は!?

数年前のある日、友人らと「つちのこ」の話になって、何かのきっかけから、その姿かたちを友人が紙に描いたのですが、わたしが想っていた「つちのこ」と「そのこ」とは違ったのですよ。「あれ~そんな姿だった?」と言ったら「おれ、見たことないもん」と言うのですよ友人が。そこから「??」が

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文豪とオイルサーディンとシングルモルト

文豪とオイルサーディンとシングルモルト

「缶づめ」でこんなにおいしくお酒がのめると目から鱗が落ちたのは、登山におけるテント泊、それと銀座のBARルパン。…ということで後者について。

ご存知ルパンは昭和3年開店の文壇BAR。永井荷風、泉鏡花、菊池寛、川端康成がこのカウンターに座っていたと思うとゾクゾクするし、今でもわたしのなかでノスタルジックNo. 1のBAR。

かつて“書いて書いて聴いて聴いて書きまくる”の仕事をしていた頃、広告

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