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マンダラ×ビジネス②曼荼羅とはなにか(画像あり)

*この記事は、レポートを元に制作しています。
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曼荼羅の智慧をビジネスに活かす
―曼荼羅的思考から探る人的資本経営の新たなアプローチ―

2.曼荼羅について:曼荼羅とは何か、何を教えているのか
2-1.曼荼羅とは、仏の覚りの境地を絵画で表現したもの

曼荼羅という言葉はサンスクリット語の音写語で、maṇḍa(円、輪、中心、神髄、本質などの意味)とla(所有の意味)から、「本質を所有するもの」の意味をもつ。[i]

日本に初めて曼荼羅を伝えた空海が残しているように、曼荼羅とは言葉で表現しきれないことを伝えるための一つの表現方法であることが分かる。

松長氏によれば、空海は

「新たに持ち帰った密蔵すなわち密教は、深玄な教えで、言葉や文字でその内容を表現することはむつかしいが、図画によって一般の人々にわかってもらうことが可能となる」

松長有慶『空海』岩波新書 

と記している。
要するに曼荼羅とは

仏の覚りの境地を、わかりやすく絵画で表現したもの

松長有慶『空海』岩波新書

であり、また森氏によれば

マンダラは悟りを開くために生み出された見取り図

森雅秀『マンダラ事典 100のキーワードで読み解く』春秋社

であるという。


[i] 高野山大学難波サテライト模擬講義『密教の世界と曼荼羅 マンダラを読み解く』(松長潤慶先生)2021年1月17日https://m.youtube.com/watch?v=DMA4J_CIdrg

参考画像

両界曼荼羅(左:金剛界、右:胎蔵界)
大阪・久修園院
奈良国立博物館空海展公式サイトより


参考文献



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