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MBSR8週間プログラムを完了する中で感じた世界

MBSR・マインドフルネスストレス低減法の8週間プログラムを先週終えた。

自分の呼吸に集中する「瞑想」を習慣にすることで、注意集中力をつけたり、メンタルを強くしたり、過食を防いだりと、いいことがたくさん。
瞑想は長い時間すればするほど良いのだが、いきなり長時間ただ座って瞑想なんて無理!という方のための、世界一有名な瞑想プログラムがMBSRなのだそうだ。(この説明で正しいですか?違ったら教えてくださいm(_ _)m)

MBSRとの出会いは、メンタリストDaiGo氏の独自配信サービス・Dラボ内の発信だ。さわりだけYou Tubeにアップされているので、興味のある方はここからDラボに飛んで、覗いてみてください。

https://youtu.be/-8g-5IMA-Nc

さて、先週めでたくMBSR8週間プログラムを完了したが、7週目くらいで「あっ」と思う瞬間があった。

7週目は「自分の瞑想プログラムを組むためのトライアル週」である。今までやってきた静座瞑想、ボディースキャン、歩行瞑想、ヨガ瞑想などから、自分のその時の感覚にあう瞑想を組み合わせ、その感覚を記録する週だ。

その7週目、静座瞑想の途中にほんの数秒だけ「この世に自分と自分の呼吸しか存在しない」という感覚を体験した。

7週目くらいには瞑想の中で、だんだんと自分の集中の感覚が見えてきて、私の場合は「両耳の後ろから意識が伸びて、後頭部(頸椎あたり?)で意識がつながって、そこから頭頂部に向けて遡りザッと頭が塗り替えられる」という感覚だった。その日も、そんな感じで意識を集中していた。後頭部から頭がザッと塗り替えられる感覚を体験しながら「鼻から息を吸って、丹田に入れて」と呼吸に意識を向けていると突然、

「あっ、今この世に私と私の呼吸しかない」

という感覚に陥った。時間にしてほんの数秒。1秒あるかないかくらいの、ほんの刹那。怖かった。もうこの世に戻ってこれないかもしれないと思うくらい、取り残される、置いていかれる、と感じるくらい。思わず目を開けて我に返り、自分の世界を確認して、また瞑想を続けた。

あの感覚は何だったのだろう。あれが瞑想の境地なのだろうか。私はまだ初心者なので、境地にまでたどり着けるはずもないが、もしあれが境地だとしたら。
確かに、怖かったし不安だったが、同時に気持ち良かった。熟練の瞑想者はあの感覚を1時間、2時間と体験しているのだろうか。私も、またあの感覚を体験したい。

毎週日曜日を除いて、毎朝瞑想をしている。
瞑想の効果か、集中力が高まり、本が長時間読めるようになった。仕事も早くなったと思う。日常生活でも呼吸に意識を向けられるようになり、深呼吸すれば気持ちを多少落ち着けられるようになった。

ただ残念ながら、あの感覚は今は感じられない。瞑想で大切な「ビギナーズマインド」を忘れているからか。いつでも、初めてのように瞑想に取り組む。呼吸と姿勢に意識を向けて。
日曜日朝以外は、毎朝瞑想に取り組んでいる。




私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。