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アメリカ

ミシェルのスピーチが話題になった。

ミシェルオバマ

ビデオメッセージで指名候補者のジョー・バイデン氏にエールを送ったのはミシェル・オバマ前大統領夫人。今、アメリカ大統領に必要な資質について語った。

今のアメリカは、私たちが幾ばくかのリーダーシップや慰め、もしくは安定らしきものを今のホワイトハウスに求めても、返ってくるのはいつでも混乱や分断、まったく共感に欠けた態度です。権力が「一部の人だけがここに属している」「強欲は善だ」「自分がトップにいる以上、勝つことがすべてだ。他の人たちに何が起きようと関係ない」と口にするのを見ているのです。そして共感の欠落があからさまな侮蔑へと勢いを増したときに何が起きるのかを見ています。

アメリカ国民に「国の家庭、身の回りの近隣社会には善良さと品位」を訴えています。まさにヒラリー同様「エリート」です。高い教育を受けた非常に常識的な人種です。

そして彼女は更に呼びかけます。

では私たちは今何をすればよいのでしょう。私たちの戦略とは何なのでしょう。答えは「高いレベルで立ち向かうことが唯一のやり方です。もし私たちも低いレベルに落ち、相手を貶め非人間的に扱うという同じ戦術を取れば、私たちもすべてのものを消し去る醜い騒音の一部になってしまうから。私たちは自分を、そして私たちが戦っている大義そのものを貶めることになるのです。でもここで明らかにしておきましょう。高いレベルで立ち向かうということは悪意や残酷さに直面したとき、笑顔を浮かべて親切な言葉を口にすることではありません。高いレベルで立ち向かうというのはより困難な道を行くことです。

彼女は多くの国民は「努力、我慢、困難」と言うものを嫌っている事を熟知しています。その上で彼女は「高み」を目指そうと国民に訴えています。

前回ヒラリー戦の時は、当然の如く「国民は高みを目指している」と認識していたのに、大きな間違いでアメリカ国民は「品位より今日の飯」を選んだのです。それでも又今回も「倫理」を打ち出し国民に「高み」を目指す事を期待しています。

日本もそうですが「ボロは着てても心は錦」は既に通じない。

「心はどうでもいいから、便利で楽な暮らしがしたい」

それが現代の風潮になっている。

対してトランプは「欲望」を前面に出します。勝てばいい、儲ければいい、アメリカが得すればいい、品位など糞食らえ!と本性剥き出しの人間の欲望を擽ります。

そして世界は、コロナ問題でこれから一層経済は厳しくなります。各国、何を目指すかと言えば、経済活動建て直し、国民の収入確保、復活、と「お金」が中心となる環境が増えていきます。

さて多くの人間「ボロは着てても心は錦」となれるでしょうか?

悲しい事実ですが、、、「なれない」が答えでしょう。

トランプが勝っても、バイデンが勝っても、そして日本も誰が総理になろうが、どの政党が多数を占めても、結局国民は「飯を食わせろよ」「霞じゃ生きていけない」と欲望丸出しに攻めてくるでしょう。それが「自由」と言うものです。

人間の欲望を剥き出しにする自由。

自由の国アメリカ。

エリート層は生き辛い国と思います。

逆言えば、欲望を前面に押し出し、時に「告白」で許しを乞い「善と悪」のバランスを上手く保っている国、アメリカとも言えるでしょう。開き直れば「生きやすい」国アメリカでしょう。

欲望が前面、倫理が後ろ面

日本は?????その逆ですね、倫理が前面、欲望が後面、どちらかと言えば欧州に近い環境でしたが、、。だから抑圧された感情が常に日本人の中にあるわけです、監視の仕合、強制同調、全体主義、建前、あるべき姿、そう言ったものを日本人は好みます。そして日本人が自覚せねばいけない点は、その抑圧、そのストレス、不満こそが「日本人の幸福」であると言う点です。


世界では「自由」「平等」「公正」「平和」を求めて様々な事が起きています。デモや選挙や暴動や取り締まり、、、、。毎日ように「自由」とは?「公正」とは?と考えさせられます。

正解は一つじゃないのです。

アメリカの様な生き方もある。イギリスの様な生き方もある、日本の様な生き方、中国の様な生き方、様々な生き方が世界にはあり、我々は自由にそれを選択できる時代になっている。

平和で自由に行き来ができ、努力次第では、あなたはどの国の、どの地に行っても生きていけます。この時代に生まれ生きたことに感謝します。

いつも思うが、、、やはり区別は一旦実施した方が良いと思います。「思考」「哲学」の違いでエリアを分けて、似たような価値観の人種が寄り添って生きた方がいいと思う。そして様々なエリアが点在し、多様性を確保する。それが一番平和になる方法と思います。



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