
春の嵐か酔拳か

3月を迎えた朝のこと。空が茜色に燃えているようでした。春という季節は油断ならないと暗示しているかのように。。
啓蟄には少し早いけれど、目黒川沿いでかなり大きいヒキガエルがよろよろと歩いていたのに遭遇。まだしっかりと目が開けられず、半眼でしたよ!
なんとも心がほっこりする。

そして、こどもみらい塾のフラワークラス。3日はひなまつりですから、桃を使ってお稽古です。
もう少し、スウィートなアレンジの予想でしたが、机の上は春の嵐さながら。

子供たちは、全身で花と向き合うんですね。大人になるにつれ、ブレインで花を生けるようになる。子供たちは常にフィジカルに花を生けます。

これなどは、小学1年生の作品ですよ。こういうのを見ると自分は何をしているのか?と、既成概念がガラガラと崩れ去る。

おーい!君の作品はいつもカメラにおさまらないのだよ〜(おかげで、絶妙に枠内にいれるスキルを身につけた)

たまには理性を休ませて、子供たちと花を通して付き合うのも創造性を鍛える良いトレーニングになります。
「私、先生ご愛用のこのハサミが好き。切れ味がいいから!」と、甘い変化球も来たりして、とても愉快な気分になる。
彼女は小学4年生ですから、お世辞を言うまでの気働きがあるとは思えません。素直な自分の感想を丁寧に伝えてくれたのだなと。
「ご愛用」…なかなか私の口からはスラスラ出てこない単語であります。こういうところにセンスが光るんだな(小4から学ぶ先生)。

理性を忘れて花と共に酔いしれた気分。
童心に戻るというのは、健全な酔っ払いになることかもしれない。
4月のイベントのお知らせです。今回は自由が丘で「花×アフリカ展」を行います!
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