見出し画像

ありがとうは甘くて辛くて美しい

ミカ3

今月最後のレッスンは、甘い香りが漂う春のリース。この小さなピンク色の花は、珍しいオンシジュームで桜のような甘い香りがしてびっくり。

ポンポン咲きのラナンキュラスや、モモコという名のピンクのスカビオサを配せば、スイートなテイストで終わるのだが。。

ミカ2

ここで小さなトゲが痛いイタリアンベリーをグルリと回しかけると、あら不思議、ピリッとスパイスがきいた、南仏テイストになる。なんだかプロヴァンスの風を感じませんか?

フレンチテイストとは、決してガーリーな甘い物ではなく、例えばパリならばコケット(洒落ていて、セクシーみたいな感じ)だし。南仏へ行けば、単なるナチュラルではなく、もっと奥深い、スパイシーで薫るような乾いた風を感じさせる・・・といったような、その土地が辿った歴史文化が漂うはずです。

それを、花を通してどう表現するのかという探究はとても楽しいものです。そこに正解などありません。どのように表現するのかは人それぞれですから。

めぐ

同じテーマでも作る人によって、仕上がりが変わるのは個性があるからというのはわかりますよね。しかし、同じ人でも毎回違う表現をします。これは、2000年からレッスンをはじめて、かれこれ21年間に培った人間データによるもの(笑)。

作品を見れば、おおよそのことがわかってしまうようになったのです。その人の性質とかバイオリズムみたいなものが。人間だもの、当然その時によってコンディションが様々なので、良いとか悪いという判断では決してありません。アプローチを変えるために参考にしているだけです。

お花のレッスンなので、楽しく作品を作り、笑顔で帰って頂きたいから、時には花以外のアドヴァイスも、ついしてしまいますが、それは私が勝手にやっていることなので、いつもそうという訳ではありません。私のバイオリズムにもよるからです。

まあ、先生なのだから、なるべく、自身を整えておきたいと思うところ・・・

そこで、私自身はどんな「ありがとう」を発しているのかをバロメーターにすることにしました。ダメダメな時は、さらりと口先だけで言って、なんとかごまかそうとしてしまう。でも、本来の意味は「有り難い」なのです。謙虚さがないと本来の「ありがとう」は相手に届かないはず。

嬉しいから「ありがとう」ではなく、当たり前ではないことに気付き、その感謝の気持ちを表すために発する言葉が「有り難う」だから。最近私は、この漢字で、有り難うを言うように心がけています。

なんだか、最近こんな分別くさいことを言うようになりました。悩める仔羊たちを目の前にすると、私の人生経験が、少しでも誰かの心を軽やかにしてあげられたらと思うのですよね。

「有り難う」に気付くと、結構なんだってうまく行くんじゃないかなって思います。悩み多き花好き女子に届いたかしら?(笑)






この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
はなまるな一日を✨
15
東京・恵比寿で隠れ家サロンのフラワー教室。パリで学んだエスプリを花で表現することに命をかけている。子供の頃に見たアニメ「ラ・セーヌの星」と「ベルサイユのばら」に憧れてパリへ花を学び行った元祖オタクのフラワーアーティストhttps://tamaki-flower.com/