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装飾のパトロン

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クリスマスリースのオーダーと、レッスンの幸福な日々。今年は、伝統的なガーランドの手法で作っています。

それは、文様のパターンとも言うべき、究極の美を織りなすものです。

パターンの語源はパトロン、もしくはパパと同じだとご存知でしょうか?デザインにおけるパパ(または主人)は、パターン(文様や原型)なのです。

作業

自分自身が作る時は、もう無意識にガーランドを作っているのですが、レッスンの時には、生徒さんに、レッスの冒頭で段取りを理解していただくことが重要です。

いかに、簡潔に「パターン」を伝えるかが鍵なのです。

今年は、遠隔のzoomレッスンを始めて、そのレシピを作り出したことで、そんな大切な学びがありました。

リース

「パターン」が理解できたら、あとは無の境地で淡々と作業を進めてくださる。ここも重要ですね。

普段の生活では、なかなか無心で、何かに没頭できることがありませんから。その境地に浸れる様に私は見守ります。

作る物も、作る時間も、完成品も・・・全てのプロセスには小さな「パターン」が存在するのです。

小さな文様の積み重ねが、究極の美を生むのだと思います。

料理

これもまさに、パターンが生んだ美の結晶。この日は、鎌倉へ出張レッスンでして、御義姉さまが素敵な隠れ家フレンチで御馳走してくれました。

料理2

料理3

料理4

この様に、料理にも文様がある。それは、意図があるから生まれる。お客様に何を伝えたいのか。

装花も、デザインのパトロンは常にお客様。個人的に生み出されたパターンなど何ひとつないのだから。



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