
violet・・・春の神秘
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なぜだか、春の兆しを紫の花で楽しみたくなるのです。
ヴィオラとスイートピーのせいかしら?
スイートピーと言えば、赤ではなく、この「紫式部」という品種を絶対に毎年買ってしまう。このパープル系のグラデーションが、ひらひらとしたスイートピーの花びらに踊る姿に心惹かれる。
紫は、高貴で特権的な色として扱われた歴史がある。紀元前13世期ころ、フェニキア人が地中海に生息する貝からその粘液を採取したそう。
この色に魅せられたローマ帝国の皇帝も、この色の神秘性を感じ取っていたのでしょう。
春はパステルではなく、なんとなく神秘的な紫が私にはしっくりくるのでした。
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東京・恵比寿で隠れ家サロンのフラワー教室。パリで学んだエスプリを花で表現することに命をかけている。子供の頃に見たアニメ「ラ・セーヌの星」と「ベルサイユのばら」に憧れてパリへ花を学び行った元祖オタクのフラワーアーティストhttps://tamaki-flower.com/