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本物には毒がある


「生徒作品」

綺麗なバラには刺がある。たいていの植物は毒を持っている。
新鮮な野菜ほど灰汁が強い。ひ弱な身体には毒だ。

先日、岡本太郎展へ行って、抽象画の恐ろしさを思い知りました。
久々に美術館で具合が悪くなってしまって、しばらく公園のベンチで休んでいました。

岡本太郎がパリでピカソに出会って、モンパルナスのカフェのテラスで死にそうなほど落ち込んでしまったのはこういう事だったのかな、なんてぼんやり考えていました。

印象派の絵画ではこんな息苦しさはないでしょう。心穏やかに鑑賞できるはず。抽象画はどうしても心の闇を突いて来る。

手足がガクガクして、しばらく立ち上がれなかった。

そうだ。本物って結構体に悪いのだった。ロンドンで本場のアフタヌーンティーを頂いた時、私は紅茶で酔っ払ってしまった。ウィスキーが入っているのかと思ったほど。カフェインの恐ろしさを味わった。

でも、人生には毒が必要らしい。時々禁断症状が起きてしまう。
どうせなら、純度の高い本物の毒が望ましい。

そうでなければ、自分の本気が生きてこないから。

「今朝の目黒川の桜並木」

春の桜も良いけれど、この時期の目黒川も趣があって良いです。春には薄ピンクの花を咲かせて、散り際に真っ赤に燃えるだなんて。桜ってなんてやつだ!(笑)

私は毎月、この文学と花講座で適度な毒を摂取し、活力にしています。
文豪たちの息吹が聞こえる初版本の復刻版をお供に、普段とは違った感性で花を生けることが出来ます。

体に優しいお粥だけでは腑抜けになってしまうから、適度なスパイスをどうぞ。


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