LSE大学院記🇬🇧|Pre-sessionalコース

今年も残り3ヶ月というカウントダウンできる数字になってしまいました。さてさて、ロンドンに滑り込んでから早1ヶ月経ち参加していたPre-sessionalコースも終わりました🫕
一息暑い夏の空気を吸ったら終わっていた感覚でした…。

個人的な備忘録を兼ねてどんな内容だったのかを書いておこうと思います。
（あくまでも一人の学生としての立場の視点での徒然なる記録である、という観点でご笑覧ください）

コース概要

LSEのPre-sessionalは今年は5週間のコースでした（7月末〜9月初旬まで）。参加する資格としては、Conditional Offer（このコースに参加して修了すると入学資格が得られる）の方もいれば、Unconditional Offer（授業準備の一環で任意でこのコースに参加）方もいました。　

原則はConditionalの方向けではあるようですが、Language Centerと相談すると（多少時間はかかりますが）Unconditional Offerであっても今年の場合は参加できました。　

出身地はそれぞれですが、概ねアジア（最大母数は中国、そのほかにアジア圏（日本・韓国・タイ）とヨーロッパやアフリカ出身のクラスメイトもいました、大体人クラス15名程度でしょうか。ディスカッションしたり顔見知りになるにも丁度良い大きさかなと思いました。

中国人のクラスメイトの子達と参加理由を雑談した感じだと、学士からそのまま修士に進むケースが多いので、IELTSのスコアメイクに時間が割けなかった/Speakingなどの一科目が入学条件に届かなかったなどのケースも多かったように感じました。

授業構成

平日は10時〜15時15分まではしっかり授業なので、知らぬまに学生の日々習慣が強制的にシフトされました笑。
一コマ75分でなので1日に3コマ＋中休み＋お昼休みといった感じでした。

私の参加したクラスは、午前中はAcademic Listening, Reading, Speakingメイン（Listening into Writingといった感じで合体している授業もありました）で、午後はAcademic Writingの授業が占めていました。ほかにも発音・文法の授業（コマ数は他と比べると少ないですが）も一部あったような形です。

トピックは週替わりで、higher education/gender/demographicなどでした。

- Reading: 事前に課題の論文を読んできて、質疑応答/軽いディスカッション
- Listening: Ted Talkなどの長めの動画を聞いて要約をしたり、質問に答える
- Writing: 自分の専攻のテーマに沿ったエッセイをコース終わりの方に提出するのと、週1回2時間の授業で短めの3つの文献を読みSyntheseを作り提出するという授業がありました。（手短なFBももらえます）
-Speaking: クラスの中でディスカッションやプレゼンの模擬練習を小さめのグループでする形です。

Writinigは授業全体の比率の中でも比重が重く、コースの終わりには軽めのエッセイ（2,000words)を提出することが求められました。最後はテストももれなく付いてきます。

大まかな時間割

参加して良かったこと

①アカデミックライティングをステップを追って学べた📝
私がIELTSで今も昔も苦しんでいるライティング（がんばれよと自分でツッコミを入れてしまいますが…）が何よりのカオスゾーンなので、エッセイなど今後必要となるライティングの類でIELTSとの違い・論文を読むにあたってどんな観点が必要で得たアイディアをどう建設にまとめるのか、ということを練習というステップを踏まえながら学べたことは大きかったと思います。


千里の道もなんとやら、と言われますが
勿論そんな一ヶ月では劇的に何かを改善することは自助努力をしたとしても実感は得ずらいとは思います。

だからと言って絵に描く餅を写実的に描き続けたとて現実は何も変わらないので、英語という外国語において何が改めて苦手/得意で、どんなアプローチが必要なのかは（あってるあってないは誰にも分かりませんが）、クラスメイトと話したり自身のFBを基にこの一年どんな勉強が必要かを考えられる糧を得られたことが収穫でした。

面白いなと思ったのが、フランス語の授業を受けていたら「英語を勉強し始めてから多少文構造がシンプルになってある程度理解できる程度になった（勿論もっと優しさ溢れるコメントでしたが）」と言われたことです笑。それだけに元々が散々という証拠ですが、棚から牡丹餅的な感じで相互の外国語が影響しあっているようです…。

結論私はsuffixと文法が壊滅的だということが先生のFBからも明るみに出てしまったので（フランス語の先生からも言われていました…笑）、writingのみならず満遍なく意識しながら改善したい所存です。

②イギリスの生活に慣れる時間の余裕が得られた🇬🇧
英語圏在住自体が初だったことと、英語での授業を受けることが人生初（だったので、いきなり授業でよーいどん、頑張れ！とならずに1ヶ月間の余裕があった点です。新しい環境は幾つになっても経験を重ねたとしても多少順応までに時間がかかるので、時間的余裕があったことは良かったなと思っています。

③イギリスの夏を味わえた🍧
今年は例年よりも寒く天気が良かったらしく？（とはいえ最初の頃は暑かったですが…) 曇天のイメージのロンドンで貴重な光合成期間が得られたことは良かったなと思っています。
週末も近郊に遊びに行ったり公園でのんびりするなど、イギリスを欠片を知る・体感することができたことは満足でした。

④色々な専攻のクラスメイトとの関わりのきっかけが持てた
同じ専攻の方々と繋がれたのは勿論のこと、日本のみならず色んな国籍やバックグラウンドの同級生と繋がれて授業内外で話す機会が得られたことは貴重でした。
イギリス初めて来るクラスメイトも多かったので、授業終わりにお茶をしたり散歩をしたり勉強したりと、このタイミングで学生に戻らなければ世界の中で交わることのなかった方々と同じ場所で学べ知り合う機会を得られたことは有難いなと感じました。

感想と終わりに

滞在費も授業料も本当にバカにならない🇬🇧プライスなので正直非常に迷いましたが、私自身物事をささっとスマートに学べる器用な類の人間ではないことは分かっていた（人の2倍は体得までに時間かかる類なので）かつ、前職の契約もとうに終了していて自分でどう時間を使うかは選べたので、人生またとない機会行ってみようと最後は腹を括って参加しました。

結論総論としては満足しています。一方で自分の中でのいろんな不甲斐ない点や取り組むべき点も明るみに出てきたなと思ってもいます。

斡旋業者の者でも何でもないので、万人に勧めるかというとそんなことは勿論ありませんが（個々人によって見解は異なるので）、1ヶ月という期間で得られる物や感じられることも個人的にはあった一夏でした🍉