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映画批評・ゴッド・アーミー/復讐の天使(1998)

ゴッド・アーミー/復讐の天使』(原題:The Prophecy II)

ゴッド・アーミー/復讐の天使は傑作だ。一作目のミルトンの失楽園的ホラーにベルリン・天使の詩的なヒューマン・タッチを加え、凄くいい。特にアジア系大天使ダニエルと恋に落ちるジェニファー・ビールスが愛おしい。自殺狂のぶっ飛んだティーンエージャーを演じる故ブリットニー・マーフィーがいい味出している。「ゴッド・アーミー」シリーズはキャスティングが白眉である。大天使ガブリエル役の主演クリストファー・ウォーケンは言わずもがな、パート1(悪魔の天使)にはロード・オブ・ザ・リングで有名になる前のヴィゴ・モーテンセンが堕天使ルシファー役で出ていたっけ。

この作品の設定で特に興味深いのは天使が人間との子供を作りたい理由は人間が自由意志を持っているからだ。超人的な力を持つ天使には自由意志を持つことができないという属性が僕的には一番のツボである。

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