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教員63日目(1年目)分散登校5日目 やらせてみることの価値

一年生が入学してから初めて2日連続で学校に来ました。

僕も教員として、初めて2日連続で子供たちに会うので、学校に向かうまでは、心が嬉しそうでした。

ですが、学校が着くと慌たゞし時間が訪れ、子供が来るまでの間、分刻みのスケジュールを過ごすことになりました。

正直嬉しさなんて吹っ飛んでましたね笑笑

でも、子供たちに会うと、子供と会えた嬉しさとは別の嬉しさがありました。

それは、子供の確かな成長が見えた嬉しさでした。

何も言わずに自分の席を見つけられて、座れることに感動しました。

黒板に朝の準備の流れが、写真やイラストを使って説明してあるからできるところもあるだろうけど、朝の準備を子供たちが自発に動いて、ほとんどの子がランドセルをしまうところまで、自力でできるようになった姿を見て、

「あっ成長してる!」

と、心踊った。

5月の始めに、初めて彼らが教室に入った時、一つ一つ見本を示しながらやっても動けなかったのにな。

なんて、一ヶ月前を懐かしく思い返していたりもしました。

そして、新たに手洗いの指導。

どんな手洗いがいいのか、みんなで実際に手を出して、やってみました。

やっぱり可愛いね。

クラスのみんなが一生懸命に手をゴシゴシしてる姿がなんとも言えないくらい愛くるしくかったです。

今日は、休み時間に「モノマネ大会」をやりました。

動物のモノマネをクラスのみんなでするというものでした。

授業前に、管理職の先生に、

「いつもやっている遊び任意参加にしているけど、遊んでみることを通して身につく力もあるし、集団行動を身につけるためにもやらせてみてね」

とアドバイスを頂きました。


アドバイスを参考に、今日はクラスのみんなにやってみようと積極的に声かけをして、できるだけ全員にやらせてみました。

すると、アレ?

意外とみんな遊びに参加してくれて、程度の違いこそあれ、楽しんでいる姿が見られました。

特に男の子のゴリラのモノマネは勢いがあって、見ていてお腹が痛くなりそうでした。

やることで初めてわかる楽しさもあって、やらせることの価値を感じた瞬間でもありました。

現にいつもはやらない子もやり始めると楽しそうにやっているように見えたのは、新しい可能性が見えた気がしました。

ただ、集団行動が苦手な子が目立ってしまったので、今後積極的に誘うことはしても、参加しない権利が行使できるようにしたいと感じています。

参加しないなりの楽しみ方を提示できるようにもなりたいなと思いました。

また、今日のひらがな探しである子の才能が発揮されました。

その子がひらがなプリントを書き始めると止まらない止まらない。

頭の中で言葉で一杯になっていると言っていたので、その子にこの活動は合っているみたい。

最後に明日学校がないことを伝えると

「え〜学校ないの〜!!」
「あっという間だった!!」

こんな声が聞こえて来ました。

この声が聞こえる喜びと、この声が聞き続けられるような教室でありたいと心から思った一日でした。

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。