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朝夕のラッシュ

満員電車がすきなひとはいないんじゃないかな、とおもう。

学生時代、毎日ラッシュアワーの満員電車で学校に通っていた。1時間ちかく、ぎゅうぎゅうの電車に、乗らなければたどりつけない距離に学校があったので、毎朝気合を入れて乗らなければならなかった。幸い、痴漢にいちどもあったことはないが、貧血ぎみになりめまいがして気持ち悪くなり、途中下車することがよくあった。

今の職場に勤めるようになって、学生時代の通学ほど時間をかけずにすむようになった。30分弱の乗車で済むようになった。

でもなんだろうな、若いころには感じなかった負の何かを、今の職場に勤めるようになって、感じるようになった。「混んでていやだな」「疲れたな」「仕事がつらいな」という、ネガティブなおもいを、感じとるようになった。それは、じぶんのおもいだけではなく、ほかの人のおもいも。ほんとうは、じぶんがつよくそうおもっていたのかもしれないけれど。

そして、ほかの人に変にぶつかってはいけないという緊張を伴う配慮をすることに、疲れるようになった。それから、パーソナルスペースに他人、とくに、男性がいることのこわさを感じるようになった。

学生時代より短い時間の乗車が、しんどくなってしまったのは、きっと加齢による体力精神力の減少と、30以降になぜか上昇してきたセンシティブな部分が原因なんだとおもう。

仕事に支障をきたしてはいけない、質の高い仕事をせねばならない、そのためにはストレス対策をせねばならないと考え、自転車通勤に切りかえてみたところ、ストレスがかなり軽減した。(毎朝さむいけれども)

年々じぶんのいろんな部分がよわくなってきていることに、すこしとまどう。けど、じぶんが無理をせずに生活できるように、できる範囲で工夫したいなとおもう。

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