9月5日

私にとって父は最大の友達、そのようなものでした。
気が合う仲間。

たった15年ほどしか一緒にこの世を楽しめなかったけど、それでも楽しかったのです。
苦しいことの方がもちろん多かったけど、それでもやっぱり楽しかったと思います。

終わりよければすべてよしってわけじゃないですが、終わったことだからそう思うだけかもしれないけど、そう思えることの方が救いになると実感してます。
いつまでも苦しいんじゃやってられない世の中です。

そんな父との最後の今日という日を本の中に書いています。
この世で過ごした最後の日、生きる言葉で書いています。

父の死から4年後に私は路上で手相を見はじめました。
手の声を聴いて、手の言葉を伝えてきた時間は私自身が生きる時間でもあったのだと思います。
これが最後の本になってもいいくらい、大切な言葉を書いていきます。
悲しい本ではありません、面白おかしく書いていますのでご安心ください。
生きることが少し楽になる本、もし生きていたら父にも読ませたい本。

人生はなんとかしかなりません。
だから大丈夫。そう伝えさてください。
父にもそう伝えたかったと思います。

「大丈夫、大丈夫だよ。」
本の中に込めています。

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