9月12日の詩集
ナムジュンさんのお誕生日があと数時間で終わろうとしている。(といってもこれを書いているのは数日前なんですけど)
私がなぜこの投稿をセンイル終了数時間前にすることにしたかというと、誰かの今日を祝福する気持ちにほんの少しでも水をさしたりしたくなかったから。キムナムジュンを想う時間の邪魔にはなりたくなかったから。あとは、こんなことしておいてなんですけど、とてもシャイな人間なので。
その日が来ました!はいこれ!詩集つくったよ!ジャジャーーーン!という軽やかさで12時ぴったりに披露するなんてことは出来なかったんです。すでに私の面倒な愛が始まっていますね。(しかし12時を迎えた勢いで出してしまった方が恥ずかしくなかったかもしれない。と、今現在の私は思っています……でも、数日前の私の意思を尊重することにする……)
ナムジュンさんにとって2021年9月12日はどんな日でしたか?
大好きな人に囲まれて幸せな一日でしたか?
大好きなご両親に感謝の言葉を伝えましたか?
スケジュールの合間に少しだけ私たちに会いに来てくれましたか?
どうかどうか、日々毎分毎秒頑張り続けているナムジュンさんがいつもよりも少しでも幸せと思える一日でありますように。
きっと世界中のナムジュンさんを愛する人がそう思って一日を過ごしただろうと思います。私もそのうちの一人です。
世界の片隅の片隅でひっそりこっそり幸せを願い、そして募らせた好きを『詩集』という形に落とし込みました。そんなことをしたのは生まれて初めてで自分でも戸惑うばかりですが、もし読んでくださる方がいるのならお付き合いいただければと思います。
9月12日に贈る10編の詩
-------------
朝起きる 布団から出たくない
あぁ 好きだ
ご飯をつくる お湯を沸かす
あぁ 好きだ
洗濯をする 洗剤がない
あぁ 好きだ
思い出す 好きだ
好きだ 好きだ
-------------
好きはやってくる
どこからともなく
毎朝 気付くとそこにいて
毎日 一緒に暮らしてて
それはやがて
習慣のように
癖のように
ぴったりとくっついて
境目がなくなって
飲み込まれて
ぐしゃぐしゃになって
がさがさになって
辛くもなって
捨てたくもなって
なのに手放せず
放り出せず
たまに手のひらに乗せて
うらめしそうに見つめてみたりして
それでも好きは
こちらを見ないし気にもしない
知らぬ間に
いつだって突然
いつだって突然
-------------
この愛おしさを何にも喩えたくはない
この愛おしさはただの愛おしさだ
観察するように愛おしさを見つめてみる
そしてそっと愛おしさに触ってみる
そうするともっと愛おしさがはっきりとする
涙が滲んで喉の奥がきゅっとする
そうだ、これはやっぱり
紛うことなき愛おしさだ
この愛おしさを何にも喩えたくはない
この愛おしさは誰のものでもない
私だけの ただの愛おしさだ
-------------
あなたの愛の感じ方と
私の愛の感じ方は
どうやら違うようで
遠くて 触れなくて
なにひとつ 存じ上げないのですが
そこがたまらなく
嬉しく 悲しく
愛おしいです
-------------
ヒーローだと思う
あなたは何度も私を救う
敵からではない
恐らく私自身から
私をすくい上げて
あなたのその綺麗な心臓を見せてくれる
目を瞑っていたら
その目を開かせる光を
耳を塞いでいたら
聴きたくなる音楽を
それでも何もしたくないときは
何もしない時間を
ただ愛しいだけの時間を
あたたかく綺麗な心臓は
驚くほど情熱的に躍動している
何万 何億の人を救う
それは命がけの闘いだ
私の好きな人は ヒーローだと思う
-------------
私のこの気持ちを
見えないけれど
ふわふわして あたたかくて
近くに置くとじんわり元気がでるような
そんな光にして
あなたが元気がない時に
そっと届けられたらいいのになぁ
-------------
柔らかさがある
硬さがある
その手触りを探してる
揺らぎの先を探してる
ずっとずっと探してる
波が寄せる
波が引く
そのゆく先を見つめてる
どこにも流れ着きたくない
答えはなくてもいい
届かないでいい
探してる
見つめてる
揺らいでる
好き 好き 好き
-------------
あなたはあなたでしかない
それ以上でも それ以下でもない
宇宙や木々やそよ風にあなたを探しても
あなたはそこにはいないし
他の何かで喩えても
それは全然あなたじゃない
あなたはあなたでしかない
あなたでしかないから美しい
あなたでしかないから愛おしい
あなたでしかないからこんなにも好き
あなたはあなたでしかない
それ以上のものなんてない
-------------
その星は
遠く離れたところから見ると
まるくて眩い光だった
少しだけ近づいてみると
綺麗にカットされた宝石だった
もっと近づいてみると
何度も削られ傷のある石だった
どこから見ても美しい星だった
その星を抱きしめたいと思った
飲み込んで 胸の中に置いて
一緒に生きていきたいと思った
-------------
『好き』という言葉以上に
『好き』を表してくれる言葉は無い。
言葉を尽くしても尽くしても、
きっと本当はそう。
ただ好きです。そう言いたい。
『愛してる』と『好き』は質感が少し違う。
だから『好き』の延長線上にあるものが
『愛してる』とは限らないような気がする。
じゃあ何だろうと考える。
『好きでいたい』が
『好き』の最上級かもしれない。
『好き』が儚いことを知っている。
急にどこかにいってしまうことも、
迷ってしまうことも、
諦めてしまうことも、
奪われてしまうことも。
それでも消えないように、無くならないように
大切にしたいと祈る気持ち。
いまだけじゃなく、
この先もこの『好き』と寄り添っていたい。
『好き』のあたたかさを感じていたい。
『好きでいたい』
私はこれからも好きでいたい。
たくさんの好きをどんどん身体中に貯めて、
ただただ目一杯に好きでいたいんだ。
-------------
Twitterで呟く詩のようなもの
毎日飽きもせず、せっせと楽しくTwitterで呟く彼らへの愛。その中にある、ナムジュンさんがBicycleという曲を出した時のいくつかの呟きが、改めて書いた10編の詩よりも感情そのままに生々しく書いた詩のようだ、と感じたのでそちらも添えておくことにします。
窓の外の景色のように
なんとTwitterの呟きを合わせたら14編………。(気絶)
まさか自分が大人になってからこんなことをするなんて、まったく思いもしませんでした。
ここに綴った言葉たちはもしかしたら。
いや、もしかしなくても、ナムジュンさんへの贈り物ではないかもしれない。自分がこんなにも揺さぶられるものに出会い、表現したいという気持ちを思い出し、少しずつ彼らのことを知りながら愛しさを積み重ねてきた数ヶ月。そんな日々を振り返りながら、私が私に贈る自分勝手なプレゼントなのかもしれません。
ナムジュンさんごめんなさい。
こんなよくわからないものが私の愛の形でした。
何万、何億と輝く星の中のひとつですので、こんな星がひっそり紛れ込んでいても、あなたからは綺麗な星空に見えるんじゃないかと思います。
どうですか?だめですか?
答えはいりません。
これは一方通行、返事の要らないラブレターですので。
最後になりますが、ここまで読んでくださった方がいましたら盛大なハグとありがとうの言葉を贈りたいです。
この詩集は私の個人的な感情を書いたものです。
(詩集とはそういうものだろうけど)
ありふれていて拙い言葉や表現でしかなく、共感を求めたものでもなければ、誰かの気持ちを代弁したくて書いたわけでもありません。
ただただ私が私の心の中を拾い集めた言葉です。
電車から外の景色を眺めた時みたいに
知ってるような知らないような
馴染みがあるような無いような
でも一瞬で通り過ぎていく、
窓の外の景色のように見ていただけたら幸いです。
2021.09.12
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?