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分からないことを分からないままにする勇気

職業柄か、「どうして?」という疑問に答えることが多いです

体については、見えないことの方が多いから、
意識して情報を取っていかない限り、分からないことが多いのは当然です。

でも、見えないままであればそんなに気にならないけど
皮膚は見えるからより一層気になるんですよね

何が起きてるの?どうしてこうなるの? これからどうなるの?って。
当然だと思います。

内科のことは、検査結果を参考にすることが多いですが
採血の検査結果は「見える形」にしているからなんとなく経過がわかる。
内臓のことは意識しても分からないことの方が多いから
なんとなく忘れてしまえることもあるけど(人によると思いますが)

でも皮膚は、良くも悪くもずっと見えちゃうんですよね

どんどん変わって不安になる。全然変わらなくて不安になる。
しかも、気にしたくなくても「かゆい、痛い」って、気にさせられる

ある程度のことであれば
予測がつくこともありますし、説明ができることもります。

でも、あくまでも想像の範囲は超えません。
だって、実際のところは誰にも分からないですから(*´ `*)

私たちは、私たちが分かる範囲内でしか、分からないんです

私たちがわかってることは、実際は、まだまだほんのわずか。
そもそも私たちの体は、私たちに把握しきれるやシステムではないと思います。


無責任に思われるかもしれませんが、
分からない時は、分かる時が来るまで、分からないままでもいいんです(*´Д`*)

分からないものを、分からないときに、
無理やり分かるように説明づける必要はないです

分かってるたった5%の領域の話で、分からない95%の領域のことを
説明しようとする方が間違えてしまいそうな気がします。


怖いかもしれません。
不安かもしれませんが、分からないことに苦痛を感じるのなら
私たちはすぐ答えが出ることに慣れすぎてる、と氣付く時かもしれません

分からないことはすぐネットで調べて、それなりの答えを見つけることもできる
”すぐ”繋がれる。”すぐ”できる。”すぐ”分かる。

もはや、昭和の連絡も取れない友達との待ち合わせ
どうなるかもわからないまま待ち続けるなんて、神技のように感じますね😳


確かに感じるのは
技術がどんどん高速化する中で、私たちは待てなくなってます

それは、体のことに対しても同じで
すぐ治したい、すぐに結果が欲しい

原因が分からない、コントロールできないことへの耐性の弱さ
分からないことへの耐性の弱さ、を感じます

あきらめて、現実を受け入れていく

こういう姿勢が必要です。
分かろうとしても分からないなら、分からないことを受け入れていく
少なくとも、今は分からないのだから。

分かっていても、変わるのに時間が必要なことを受け入れていく
長い月日をかけて今の状態を作ってきたのだから、
同じように、変わるのにも時間が必要。そう簡単に思い通りには変わりません

手っ取り早い解決策はありません。
手早く得られる結果は、長くは続きません。
不快や痛みからすぐに解放されようとしても苦しくなると思います

なんでも分かる・・わけではない
魔法の解決策がある・・ことはない
という現実を、まずは知ってください

解決できない問題を抱き締めながら、今何ができるかを見つけてく。
どうしようもないことを追いかけるのではなく
今できることを淡々とやっていく。

そうすると、新しい次の一歩が見えてきますよ
皆様の健康を応援してます♡

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