見出し画像

朝夕のたのしみ~日々のこと

なんか、昔のしんどかったことをつらつらと書き連ねてたら
その当時の気持ちをなぞってしまって
ちょっと苦しくなったので
ここらでひと休み…
最近楽しみにしていることについて記そう

無趣味な私は、読書が趣味ですという人に憧れている
片時も本が手放せないとか、年間百冊以上読みますとか
すごいじゃないですか!
活字中毒とか、本の虫とかって言い方もかっこいいよなぁ~

本を読むこと自体は嫌いではなく
大昔の一時期は松本清張さんにはまって
図書館で借りてきてはせっせと読んでいたこともあったけど
いつの間にか活字から遠ざかってしまい
何年も本とは無縁の生活を送っていた

ある時ふと、このまま本も読まず無教養のまま生きてていいのだろうか
なんて思い始め、なんなら焦りすら感じ始めるようになっていた
今からでも遅くない、本を読もう!

読もうと決めたはいいが、どんな本を選んでいいやら
さっぱりわからない
作者から入ればいいんだろうけど
人気作家さんの作品って、結構多くて迷ってしまう
かといって、あまり名の知れない(失礼!)方の本は手が出にくい
はて、どうしようか

そんな時、はたと気づいた
そうだ、毎朝読んでる新聞には連載小説が載ってるじゃないか!
続かなくてもいいからとにかく読んでみることから始めよう
一番初めに読んだのが何だったかは覚えてないけど
吉田修一さんの「怒り」
三浦しをんさんの「愛なき世界」
橋本治さんの「黄金夜会」
最近では、川上未映子さんの「黄色い家」
など、本当に引き込まれて
毎朝新聞が届くのを待っていたほどだ
(私はムダに早起きで配達される前に起きている)
夕刊連載も同様で
中島京子さんの「やさしい猫」もよかったなぁ

歴史ものはちょっと苦手だけど
今連載中の、木内昇さんの「惣十郎浮世始末」は
難しい単語や江戸ことばにくじけそうになりつつも
頑張って読み続けており
段々と面白味を感じるようになってきた
夕刊の、柚月裕子さんの「風に立つ」も感動的で
時々泣きそうになったり
つい『よかったね~』と声に出してしまって
家族から不思議な顔で見られたりしている

ドン!と一冊を目の前に置くのはまだ私にはムリっぽいし
こんな風に自分のペースで少しづつ読めて
明日への楽しみを取って置ける新聞連載小説が
今の私にはあってるなぁ~

だけどいつかは
『本が手放せないんですぅ~』
なんてカッコよく言ってみたい気持ちもないわけではない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?