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エッセイvol.2

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2020年3月の記事一覧

キリのいいとこ

時計は動いてるんだな、ということがなんとなく理解できた。

ぼくだけが取り残されているような感覚に陥った、といえばいいのだろうか。無力感とか脱力感があったわけでもなく、このままじゃいけないな。と切に感じ取ったのである。

これは感覚的な問題であり、なにがどうあった、とかそういうものではない。だれかと共有できるかというとなかなかむつかしい。そもそも共有できる人も存在しないだろう。

幸い、今日は年度

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気もちをしっかりと

今後の予定をすべてキャンセルした。

食事の予定はひとつもない。定期検診もキャンセルし、状況が変わったら病院に足を運ぶことにした。

仕事は家でできるもののみ。

このような状況だから、時間はたっぷりとある。しかし、仕事が進むかというと決してそういうわけではない。

やはりいろいろなことが気になるのである。ふだん連絡をとっていない人の無事を確認してみたり、あまりやり取りをしていなかった人と会話して

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聞く耳

自宅待機が続いているからと言う要因ではないけれども、ここのところ、(最近は)あまり話していなかった人と会話(やりとり)する時間が増えた。

野球の話をしているわけではなく、内容は多岐にわたる。お相手の年齢や性別は様々なのだけれども、気付かされることは多い。

自分を持っていることは大事だが、受け入れる姿勢をもつこと。これがやはり大事なのだな、と改めて感じさせてくれる。

ぼくも、もう少し若い頃──

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気になる人

ここ最近、気になる人がいる。

きっかけはSNS。その人からぼくにコンタクトを取ってきた。

ぼくは特段何もしていなかったけれども、フォローしている人やフォロワーを見るとなぜぼくのところに来たのかがよくわからない。

まぁ、わからなくはないのだけれども、得体が知れない怖さというか監視されてる、というか。そんな雰囲気がどことなく漂っている。実際はわからないのだけれども。

もしかしたらごく普通のファ

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桜坂

桜が舞う道を歩いた。

眺めの良い橋の上からは写真を撮る人もちらほら見受けられる。バドワイザーの缶を片手にたそがれている同年代の女性もいた。夕方の5時位に。

うちの近所には桜で有名な坂がある。いわゆる桜坂だ。全国いたる所にあるであろう桜坂だが、ここは有名な歌の舞台にもなったと言われている。

たしかに綺麗だ。あるいて10分足らずのところにあることもあり、珍しくもなんともないが、つい足を止めてしま

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気分転換

他愛もないお話をする、気分転換に散歩をする、用もなく街に繰り出してみる。

ちょっとしたことで気分は大きく変わる。全部が全部を毎日できるわけではないけど、可能な限りは全部を行いたい。

それはフリーになり、家にいる時間が増えたからそう思うようになったのかもしれないし、歳を重ねたからなのかもしれない。もしかしたら、ここ最近の社会情勢の影響を受けているのかもしれない。

その理由はわからな

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かけちがい

ちょっとしたボタンのかけ違いが大きな溝を生む、なんてことは珍しくもなんともない。

ちゃんと話してみれば、「そういうことだったのか」で案外終わってしまう。この世の中には、たくさんのかけ違いがあるだろう。

かくいう、ぼくも最近そういうことがあった。解決したつもりではあるけれども、それはそれは辛いものだった。相手にも迷惑をかけていたと思う。

幸いにもその友人とは仲違いすることもく、通常運転に近い形

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電車

ふだん乗り慣れていない電車は不安になる。

どこを通っているのか、どこへ向かっているのか、そんな不安が突然襲ってくるからだ。

それが楽しさなのかもしれないが、ぼくは結構、不安になる。

とはいえ、窓から景色を眺めているのは悪くない。大きな街から徐々に住宅地に変わり、やがて畑や田んぼになる。いろいろなところを通ってるんだなぁ。と実感する。

この感覚は地下鉄だと得ることができない。

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美味しいご飯

気の合う人たちと美味しいご飯を食べる。

単純なことなんだけど、それだけで気分はかなり変わる。

野球の開幕が延期するなんて些細なこと。そうなったものは受け入れて、しゃんと生きていく。

ただそれだけで人生ってすんなりいくんしゃないのだろうか。

アンテナ

SNSもこのnoteもそうだが、誰が読んでいるかはわからない。いいね(ファボ)やコメントでなんとなくわかるが、大抵はスルーてある。

読んでいるだろうなと思っていた人が読んでいなかったり、その逆もある。

それがよかったりもするし、よくなかったりもする。

この人に届けたいなぁと思うことが届かないのはやはり切ない。ぼくの場合、お仕事で書く文章は読まれなかったとしてもまだいい。もちろん、読んではほし

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ほどよい1日

久しぶりの街にでかけた。

この街を訪れたのは昨年末に取材へ行った時以来だろう。つまり1シーズンぶりということになる。

春の匂い、心地よい風、ほどよい人。いい街だ。目的地である本屋さんも激混みではなくい。買いたいものを買い、そそくさと店を後にする。

購入したぶつを大事にかばんへとしまい、路面にあるお店を眺めながら駅への道は5分くらいだろうか。すれ違う人の8割くらいは、マスクを付けている。コロナ

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継続すること

22時をすぎると、noteのことを考え始める。今日はなにを書こうかな、と。

この時間でもお仕事をしていることが多く、タイミングの良いところで頭を切り替えるわけだ。

ぼくは至って平凡な人間であり、1日にたくさんのものすごいことがおきるわけではない。また、会社勤めでないこともあり、通勤や同僚との会話がほとんどない。

1日中、家にいることだって珍しくない。それでも、なにかしらのことがおきているわけ

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見てくれてありがとう

いろいろな方とお話(メールなど含む)をしてわかったことがある。

ぼくは20年前と根本的にはまり変わっていないということだ。よく言えば、ぶれていない、悪く言えば成長していない。いかようにも取れるのだけれども、自分自身で満足はしていない。

その時感じたのは、意外にもみんな(といっても数人だけど)ぼくのことをよく見てくれてるんだなぁということだ。

これは嬉しいことでもある。よく見てなければ、的確、

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副音声はじめました。

Twitterのアカウントをあたらしくひとつつくった。

これは野球でもなく、創作でもなくたんなるおしゃべりのもの。日常的なお話を中心にあれこれ垂れ流すためのアカウントである。

野球がメインであれば、いわば副音声てきなもの。副音声ならなにを言っても許される、というわけではないけれども、もうちょっと気軽に話をしたいなぁと思ってつくった次第です。

これまでぼくはいくつものアカウントを作り、葬り去っ

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