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エッセイvol.2

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2020年2月の記事一覧

1年の終わり

今日で1年が終わる。

どういうことか。ぼくはライター業ではあるが、自分で法人を作っており、その決算期が2月なのである。

これで5期を終えた。そもそもライターをやるつもりで法人を作ったわけではない。以前の会社をやめる際、業務委託で仕事を請け負うための箱をつくったのがもともとの発端だ。

当初は営業代行や経営管理の仕事がメインだった。ひょんなことからライター業をはじめ、いつしかライター業だけで生計

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フィルタリング

何かが起きたとき、ぼくは無意識のうちに人をフィルタリングしている。

それはSNS上でもそうだし、リアルでもそうだ。

この人はこういう人なんだなぁ、というのが垣間見える。どころか浮き彫りになる。

デマを流す人、踊らされる人、買いだめをする人、文句だけを言う人、政治批判を繰り返す人、ボランティアなどの行動を起こす人、静観している人、ふだんと変わらない人、面白いことを言おうとする人…

それは様々

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入金

今日は家を出ていない。

例のごとく、マンションの1階にある集合ポストへ新聞を取りに行っただけだ。敷地外には一歩たりとも出ていない。多分、明日もそうなるのだろう。

とくに用事があるわけでもないから、それはそれでいい。

明日はどうしても気がかりなことがある。外に出る、出ないとは関係がないのだけれども、月末の入金が行われるかということである。

今月は月末に当たる29日が土曜日ということもあり、2

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いつもどおり

今日は何日かぶりに電車に乗った。

コロナだとかインフルエンザだとかの影響があるようには見えなかった。

時間帯はお昼頃と22時頃。いつものそれとかわらない。こころなしかマスクをしている人が多い。その程度のもの。

時折聞こえてくる学生や会社員の会話も日常そのもの。そこには平和な世界があった。

もちろん、電車内の誰かがウイルスを持っているのかも知れない。もちろん可能性としてはぼくだってありえる。

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おしごとのこと

コロナウイルスが猛威を奮っているらしい。

らしい、というのはぼくの身の回りでコロナにかかった人はおらず、新聞やネットなどの情報で見聞きしているだけだからだ。お仕事にも影響が出ている人は多いと聞く。

幸いにも(今のところ)ぼくにはなんの影響もない。ここ何日かはほとんど家で過ごしている。家から出たのは、集合ポストに新聞を取りに行くときだけ。つまり、マンションの外からは出ていない。そんな生活である。

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いつだって眠い

眠さというものは一体どこから来るのだろうか。

朝早く起きれば午前中のうちに眠くなり、ゆっくり起きれば昼過ぎに眠くなる。結局、眠くなるのである。

疲れているとか、元気であるとかはあまり関係ない。いつでも同じ傾向を示している。実際に眠るかどうかは置いといて、必ず眠くなる。これは旅先でも同じである。

強烈な眠気というよりはぼんやりと眠くなる。そんなイメージだ。

ぼくは家に居たならだいたい横になる

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仕事と季節感

お仕事の依頼に大きな増減があると季節が変わる。これは(ぼくのなかで)よく言われている言葉である。

プロ野球を中心とした野球に関してのことを生業にしていることもあり、シーズンが始まる春先に向けて徐々に仕事の依頼は増えてくる。春が来る、といったところだろうか。

次の波は夏の甲子園。甲子園、すなわち高校野球に関するお仕事が舞い込んでくるわけだ。8月に大会が終わるとお仕事は緩やかに下降線を辿っていく。

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久々のこと

ちょっとした待ち時間で友人におすすめされたエッセイを読んだ。その友人が好きと言っていた。

短編集のような形式になっており、1話は文庫本で10ページあるかないかくらいのもの。もちろんプロの作家さんが書いたものであり、ちょっとしたネットで読めるようなものではない。

決して新しい本ではないのだけれども、読んだことがない作家さんのものだったからかとても新鮮であった。お話としてはとくだんすごい話でもない

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おみやげ

旅で一番楽しいのはおみやげを選んでいるときかもしれない。

ぼくはガイドブックとかネットの情報を見ず、その場のフィーリングでおみやげ選ぶことがほとんどだ。有名なものを買うこともあるし、そうじゃないものを買うときもある。ガイドで定番や隠れた名品を買ってもいいけど、それはおもしろくない。

あの人は喜んでくれるかなぁ、と考えながら選ぶ瞬間がたまらなく好きなのである。渡す瞬間を想像しながら買う、というの

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怖いと思ったこと

あっという間に時が過ぎている。

ちょっと前に沖縄に来たと思ったら、もう明日には東京へ戻らねばならない。楽しいからなのか、充実しているからなのかはわからないけれども、とにかく早い。

ちょっと怖くなった。

充実すると早く時が過ぎていく(ように感じる)のであれば、楽しい人生、充実した人生ってあっという間に閉じてしまうのではないだろうか。むしろ長く時間を感じたいのであれば、つまらないほうがもしかした

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失ったもの

ここ10年くらいだろうか。もう少し前からだろうか。

インターネット環境が急速に整備され、ノートパソコンやタブレット、いやスマホがあれば、どこでもなんでも調べられるようになった。

これで地図がなくても旅をすることができる。急速な進化だ。今回の沖縄もちょっと前に行った宮崎も地図なんて持って行ってない。ぜんぶ、スマホやパソコンで調べている。

バス停もその時間も全部調べてくれるのだ。これはある意味、

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寒かった

沖縄は温かい。という固定概念を持っていたぼくが恥ずかしい。

今日の沖縄は風が強く寒いとまではいかないまでも半袖では過ごせないし、アウター1枚では少し厳しい。冬になる手前の秋。そんな感じだった。ダウンを着ていっても別におかしくはない。そんな感じがあった。

行きたいところをいくつか周り、夕方には仕事をし、夜には飲みに行く。そんな定番と言えるような実質1日目を過ごしていた。

日常から離れているけれ

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終わらないように

これから沖縄に向かう。

最初から仕事というわけではない。仕事にするためにネタを探す、というのが正確なところだ。おそらく家にいたって問題はないし、むしろそのほうが仕事は捗る。テレビをつければほとんどの球団のキャンプ中継を見ることもできる。もちろん大きな出費もない。

それでも足を運ぶのである。

シーズン中も家にいたほうが、情報は集まるし解説を聞くこともできる。それでも球場へ足を運ぶのである。

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がんばること

もう少しお金が欲しいなぁと切実に思う。

使えるお金を増やすには、収入を上げるか、支出を減らすかのどちらかしかない。

収入を増やすため、いわゆる売上を上げるためには、何らかの投資が必要である。それは金銭だったり時間だったり、あるいは労力であったりと時によって異なる。全部が必要なこともあれば、なにかひとつでこと足りる場合もある。

今のぼくはどうか。

ここ最近は売上を上げることを

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