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真っ赤な真実って!? 色名をつかった慣用句

日本語を学ぶ人たちに「色を使った日本語の慣用句」についてお話ししました。

「真っ赤な嘘」って?

その色とは直接関係はないのに、どの国でも色で表現する慣用句があります。当たり前に使っていますが、外国人から見ると理解できない表現もあります。

「真っ赤な嘘」は「明らかな嘘」を意味しています。写真の「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」はこの「真っ赤な嘘」をもじったものです。

この本は、プラハにあるソビエト学校での思い出とソビエト崩壊後にその旧友をさがし尋ねた著者米原万里氏のドキュメンタリーです。 筆者の稀有な体験もさることながら、筆致の巧みさが評判となった作品です。

アーニャの真実とはなんだったのでしょう?


以下は、海外在住の方に色の慣用句をインタビューしたものです。
意外性があって興味深いです。私たちが当たり前に使っている色の慣用句もそう思われているのでしょうね。

◾️韓国
・黒く忘れていました … すっかり忘れていました
・芽が黄色いです … 見込みがありません

◾️英語
・Green with envy … うらやましい、妬ましい
・Pink elephant … 幻覚
・Red eye … 夜行便。夜行便に乗るとあまり寝つけず、目が赤くなって寝不足になるということからきている表現。

◾️ドイツ語
・Blau machen(青をする) … 学校や仕事をサボる
・Scwarzgeld (黒いおかね) … 税法上ぜいほうじょうで、合法的な課税を逃がれた収入を指さす。同じ意味合で、不法就労を、Schwarzarbeit(黒い労働)という)

他の国や他の表現も是非とも教えてくださいね。

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