「テールメイト旅」へようこそ
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「テールメイト旅」へようこそ

ている | テールメイト旅

身軽な旅に出かけてみませんか?
小さなバッグ「テールメイト」ひとつを肩に掛けて、身も心も軽い旅へ。



はじめまして、ていると申します。
できる限り荷物を減らした身軽で気楽な旅に出かけるのが好きです。

荷物は小さなバッグひとつだけ。
そんな荷物も心も(できれば予算も)身軽な旅の総称を、
私は勝手に「テールメイト旅」と名付けて呼んでいます。

というのも、私の旅の相棒であるバッグが、
グレゴリー社の定番ヒップバッグ「テールメイト」だからです。
この小さなバッグひとつでできる身軽で肩肘を張らない旅の楽しさを
少しでも多くの方々に知っていただきたい!
そんな思いで旅に関する文章を綴ることを始めました。

しかし現状はというと、
残念ながらコロナ禍の影響で実際に旅に出ることは難しい状況です。
旅への想いは日々募るばかり…

そこで、コロナ禍前の旅の記憶を振り返り、そしてコロナ禍後の旅への計画に思いを馳せることにしました。
これらが皆様のこれからの楽しい旅へのヒントになってくれたら幸いです。

テールメイトとは?

テールメイトとは米グレゴリー社が販売しているヒップバッグです。
販売開始からなんと30年以上も世界中で愛され続けているベストセラー!
名前こそ知らなくても、そのシルエットを見ればピンとくる人も多いかもしれません。

サイズ的には何種類かありますが、私の愛用する「テールメイトS」の容量は8リットル。その重さもわずか410グラムほどです。

一般的な機内持ち込みサイズのキャリーバッグが30~40リットル。
学生さん達が通学で背負っているリュックサックが20~30リットル。
これらと比較すると容量が桁違いに小さいことが分かります。
ダンプカーや大型トラックに対してまるで軽トラみたいです。

しかし、それなりにきちんと工夫さえすればこの容量でも快適な旅をすることは可能です。
本来の用途はヒップバッグですが、肩に斜め掛けすることで驚くほど軽快に身動きすることができます。


また、このテールメイトの特徴のひとつにその質実剛健さがあります。
丈夫なコーデュラナイロン素材に、頑丈なYKK製の大型ファスナー。
そしてグレゴリーのシンボルともいえる茶色のゴツい革製ファスナータグ。
そう簡単に破れたり壊れたりするような心配はありません。

私はもう10年以上使っていますが、あまりくたびれる様子もありません。
ネットで調べると20年以上に渡って愛用している猛者もザラに見かけます。
ただし日常使いや旅先でのサブバッグとしての用途で使うユーザーは多いのですが、私のように旅行のメインバッグとして使用する人はほとんど見かけません。

それでも、知恵と工夫を凝らせば心強い旅の相棒になってくれます!
わずか容量8リットルですが、いざ使ってみれば魔法の8リットルに感じるのです。


なぜ身軽な旅を目指すのか?

私が本格的な旅行に出かけるようになったのは、ちょうど10年前のこと。
2011年に北海道を1週間ほど旅したことに始まります。

この旅行は私にとって初めての本格的な遠出の旅行でしたが、
旅については本当に右も左も分かっていませんでした。
とりえず仕事用に持っていた大き目のビジネスショルダーバッグに、
考えられるだけの荷物と装備をパンパンに詰め込んで出発したのでした。

旅行自体は生涯の思い出に残るほど楽しいものでした。
しかし、無事に旅行から帰ってきてからふと気づきました。
「旅行の大部分をまるで荷物の管理係として過ごしてしまった…」
ということに。

重い荷物を抱えたまま現地の空港や駅に到着してまず考えたのは、
「この荷物を持ったまま目的のスポットまで行けるのか?」
「ホテルで預かってもらえないか?残念まだ時間外だ…」
「では荷物を預けるとしたら、コインロッカーを探さなければ…」
「預けた荷物をピックアップするためには何時までに戻ればいいのか?」

つまり、本来なら旅そのものを楽しむために使うべき労力と時間が、
荷物管理という副次的なことに費やされてしまったのです。

さらに実際に荷解き作業をしながら愕然としました。
持って行った荷物のうち半分以上は全く使っていなかったのです。

「あれれ、もっと小さなバッグでも良かったのでは?」
そこから少しずつ荷物を減らしながら旅に出る「実験」が始まります。

大きめのリュック(30L)
     ↓
コンパクトなリュック(18L)
     ↓
メッセンジャーバッグ(12L)
     ↓
テールメイト(8L)

荷物を減らしていくごとに、身も心も軽くなってさらに旅を楽しむ余裕も増していきました。
こうして試行錯誤の末に辿り着いた個人的な最適解がこのテールメイトだったというわけです。


また重さについていえば、私の経験則では荷物全体の重量が2キログラムを切ると一気に軽快に感じてきます。
この重さなら、肩に斜め掛けしていても背負っているのをつい忘れてしまうほど、気分はもうほとんど手ぶらです。
その状態で込み合う空港や駅をスタスタと軽やかに歩いていくのは本当に爽快なものです。


キャリーバッグやリュックではダメなのか?

実際に旅に出てみると、キャリーバッグを軽快に転がしながら移動する人のほうが圧倒的多数派だと気づきます。
私もよく「もういい加減にキャリーバッグを買ったらどうなの?」
と他人から勧められることが多いのも事実です。

しかし、私個人としては幾つかの理由でキャリーバッグを使用するには至っていません。

ひとつは、キャリーバッグは「いつも楽チン」とは限らないからです。

平らで固い床面の上を移動する場合には抜群のパフォーマンスを発揮するのがキャリーバッグです。
しかし、駅の階段や大きな段差を越える際などにはどうしても抱え上げる作業が必要です。

特に象徴的なのが、LCCの機内で必死にキャリーバッグを抱え上げて座席上の荷物入れに押し込もうと奮闘する人々の姿です。
本人たちもそれを手伝うCAの方々も額に汗して、まさに息も絶え絶えです。
これが原因で航空機の出発そのものが遅れることもよくあると聞きます。

私はというと…そんな光景を横目に見ながら、涼しげな顔で前の座席の下にテールメイトをポンと置いてものの3秒で着席完了!
狭いLCCでもプロペラ機でも荷物の置き場に困ることは全くありません。
まさに荷物の少ない身軽な旅の真骨頂という感じです。

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もうひとつは、安全面での問題です。

とある大きなターミナル駅で、私は地下街からエスカレーターで中央コンコースに上がろうとしていました。
突然、隣の下りレーンから「ああっ!」という叫び声とともに凄まじい摩擦音が耳に飛び込んできました。
その時、私は見てしまった…
物凄いスピードで下りエスカレーターを跳ねるように滑り落ちていく大型キャリーバッグを…
どうやら上にいた青年がうっかり手を滑らせてしまったようでした。

唸りを上げて落下していくキャリーバッグは、
階下にいた高齢の女性へまっしぐら…
ああもう終わりだと思ったその刹那、バッグはその女性の足元わずか10cmのところをすり抜けて柱に激突して止まりました。

奇跡的に怪我人が出なくてよかったものの、下手をすると死亡事故になっていたかもしれません。
一部始終を目撃してしまった私は完全にトラウマになってしまいました。
この一件で私個人としてはもはやキャリーバッグを使う気など完全に無くなってしまったのでした。


また、リュックも便利なのですが個人的に残念な点がいくつかあります。

まず、(私のような)汗かきの人にとっては本当に切実なのですが、
とにかく背中が蒸れるのが辛いのです!

この点では背中への接触面積が狭いテールメイトならば蒸れることはかなり軽減されます。
それでも夏の真っ盛りに蒸れてしまう場合は、ベルトをだらりと限界まで緩めてショルダーバッグのように肩に掛ける裏技を使います。

また、それなりにしっかりした造りのリュックだと本体重量だけで1キロ以上あったりします。
短時間の移動であればさほど気になりませんが、旅先で朝から夕方まで背負い続けるとかなりのデッドウエイトになります。
たとえ500~600グラム程度の差であっても、知らず知らずのうちにジワジワと体力を奪っていくものです。

私もたまにはリュックを使うこともあるのですが、いつも「ちょっとだけ惜しい」と思ってしまうツールです。


テールメイトひとつでライブやフェスに遠征

私の旅行の主な目的にひとつに「ライブ遠征」があります。
東京や大阪などにコンサートやライブを見に行く場合は基本的に1泊から2泊程度なので、まさにテールメイトだけで事足ります。
極端な話、着替えのTシャツとタオルとスマホを入れていけば十分です。

そしてなによりもコインロッカーに荷物を預ける必要もなく、
そのままライブ会場に直接インできるのが最大の利点です。
スタンディングの会場では斜め掛け状態をくるりと前に回して抱え込めば、周囲の人への邪魔になることも抑えられます。


さらにその延長線上で、野外音楽フェスにもテールメイトひとつで参戦しています。
特に思い出深いのが、2014年の北海道RISING SUN ROCK FESTIVALです。
このときは自宅をテールメイトひとつで出発して、その身のまま現地入りしてオールナイトで会場を駆け回り、そのまま無事に帰宅しました。

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当時のRISING SUNには主催側にロッカーやクロークという概念自体がまるで存在せず、荷物の管理は参加者の悩みの種でした。
それだけに、荷物をコンパクトにまとめて軽快に動き回ることができるテールメイトの強味が活かされたフィールドになりました。

また、テールメイトの持つ頑丈さも遺憾なく発揮されました。
スタンディングエリアでもみくちゃにされても、レジャーシートエリアで枕代わりに使っても、ビクともしなかったのです。


テールメイト旅の限界に挑戦

基本的にテールメイトがその威力を発揮するのは2泊から3泊程度の比較的短い旅行だと思います。
では限界はどれくらいの泊数・期間なのでしょうか?

私の個人的な最長記録は、2015年の3月に出かけた北海道1週間の旅です。
札幌から道東の根室・網走を巡って、ぐるりと北上し道北の稚内まで到達、
再び札幌へ戻って来るという結構ハードなものでした。

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まだまだ寒い時期だったのでさほど着替えを用意する必要がなく、ホテルで少しずつ洗濯をしながら意外と余裕で旅程をこなせました。
道内各地はまだまだ雪が積もっていましたが、雪に慣れていない私でも身軽な分だけ徒歩移動もスムーズにできました。

ただし、これが夏場の長旅であればどうしても着替えの用意を増やさなければならなりません。
こういった点についてはまだまだ今後の研究と改善の余地がありそうです。


また、実はテールメイトひとつで海外旅行を企てたこともあります。
2016年に初めての海外旅行で台湾を訪れた際に、当然のようにテールメイトを使うことを考えました。
しかしながら、土壇場で18リットルのリュックを背負っていくことに。
というのも、「荷物があまりに少なすぎると入国検査で怪しまれる」という記事を読んでしまったからです(もちろん真偽は不明)。
荷物自体は十分にテールメイトに収まったものの、やはり初めての海外で何か不測の事態に陥るリスクは避けたいものです。
さんざん悩んだ挙句、安全策をとって出発直前に泣く泣く荷物をリュックに詰め替えたのでした。

ただし諦めたわけではなく、いつかはテールメイトひとつで海外旅行にトライしてみたいと思っています。

それぞれの身軽な旅へ

このコロナ禍がいつ収束・終息するのか、先の見えない状況にあります。
しかしいつかは気兼ねせずに旅行に行ける日がやってくる、
そう信じて今は耐え忍ぶ時期だと個人的には考えています。

そしてその日がやってきたならば、皆様もお気に入りの小さくて軽いバッグを見つけて身軽で気楽な旅に出かけてほしいと思います。

それは必ずしもテールメイトである必要はありません。
それぞれの旅人が自分なりの愛着のある「旅の相棒」を見つけて、
心ゆくまで旅を楽しんでほしい、そう思うのです。


初めての投稿なのに長々と書き連ねてしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
次回からは、私がテールメイトひとつを肩に掛けて旅した具体的なエピソードや身軽な旅のアイデアを紹介していきたいと思います。

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Bon voyage !
ている | テールメイト旅
旅の荷物は8Lの小さなバッグ「テールメイト」に凝縮!ミニマムでライトな旅へ。ライブやフェスもこれひとつで。【Twitter】https://twitter.com/tale_tail_tabi 【ブログ】「ているライトな旅と生活」https://taletailblog.com