ラオス人だから?
僕はこの数日間、久々に国際線に乗って海外へ行ってきた。
お隣のタイ、バンコクだけれどね。
その間、ラオスでは僕が作った日曜日のサッカー教室と月曜日から水曜日の学校でのサッカーを通した体育の授業をラオス人選手たちが担ってくれた。
彼らは僕を信じて、支援をただ受けるだけでなく自分たちが必要なものを自分の手で掴みに行くことにチャレンジを決めてくれた。
・時間に遅れないこと
これは僕がクラブ運営をしていた時に選手に厳しく求めたことで、その甲斐があって僕が運営していた頃は全選手がトレーニング開始30分前にはグランドにいた。
前置きが長くなってしまうので本題に移ります。
僕が不在の間、彼らは時間に遅れずにしっかりと仕事をこなしてくれた。
しかし、水曜日に少し問題が起きたようだ。
それは障害を持つ子供がいて、体育の授業も終わりを迎え、全員で片付けをしていた際、理解の違いがあって少しハプニングが起きたとのことだった。
その報告を受けた際に少し引っかかった。
「渡邉さんがいなくて、ラオス人だけだったのでー」「ラオス人選手だったから対応がー」
僕は普通に言った。
「僕がやっていても同じことが起きたと思います。」
何が言いたいのかというとラオス人自身の頭の中に「ラオス人だからできない」という思考が強く根付いているんだと思う。
ラオス人だから問題が起きた訳ではなくて、「ラオス人だからできないだろう」という勝手な思考、思い込みによって情報共有が足りてなかったのだと僕は思う。
僕は彼らをラオス人だからという目では見ない。
彼らは人間であり、パートナーだ。
その「ラオス人だから」をスポーツの力を使ってラオスから取っ払いたい。
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