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映画の紹介45本目 『ニュー,シネマ・パラダイス』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介する映画は、
『ニュー・シネマ・パラダイス』です。

この映画は、
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で、

映画監督のアルフレードが、映画に魅せられた少年トトとの出来事と青年時代の恋愛を回想する物語です。

【監督のジュゼッペ・トルナトーレについて】

監督は、イタリア・シチリア島出身の映画監督で脚本家でもあります。

16歳の時に舞台演出家としてキャリアをスタートさせ、以後ドキュメンタリーの短編映画やTV番組を監督を努めます。

86年の「教授と呼ばれた男」で初めて劇映画 のメガホンをとり、「ニュー・シネマ・パラダイス」(本作。89)が、カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリやアカデミー外国語映画賞を受賞するなど世界的に大ヒットし、一躍イタリアを代表する監督となり、95年の「明日を夢見て」ではベネチア国際映画祭の審査員特別賞を受賞しました。

その後、「海の上のピアニスト」(98)をはじめ、「鑑定士と顔のない依頼人」(13)など、こちらはイタリアのアカデミー賞にあたる、ダビッド・デ・ドナティッロ賞の作品賞と監督賞を受賞しています。

【あらすじ】

ローマ在住の映画監督・トトはある晩、故郷の母から電話で少年時代から親しくしていた映画技師のアルフレードが死んだことを告げられ、トトはアルフレードと共に過ごした日々に思いを馳せていました。

第二次世界大戦終結から間もない頃に、トトと呼ばれていた幼い少年は、シチリア島の僻地の村で母と妹と暮らしていました。

父は出征したきり消息不明で、当時の村の中心の広場に面した教会を兼用した小さな映画館は、村の唯一の娯楽施設でした。

外界から隔絶された村人たちにとって、その映画館は村の外に通じるたった一つの窓でした。

週末になり劇場で映写機が回り出すと、アメリカ映画の中で描かれる想像を超えた豊かさや、保守的な村ではありえないロマンティックな男女関係など、目を丸くして見ている村人たちの前に外の世界が映しだされるのでした。

新作の輸入映画が封切られる夜、村人たちは映画館に集まり、スクリーンに声援を送り、また本来あるべきラブシーンを教会の謹厳な司祭がカットさせた箇所では、揃ってブーイングを鳴らすのでした。

映画に魅了されたトトは何度も映写室に入り込んでいて、映写技師のアルフレードはその度にトトを叱り付けながらも親近感を寄せ、トトは映写機の操作を見様見真似で覚え始めます。

ある晩、映写中にフィルムの発火事故が発生し映画館は全焼し、トトの必死の救助でアルフレードは一命を取り留めたものの、火傷で視力を失いました。

やがて父親の戦死認定が下され、トトは新しく建て直された映画館「新パラダイス座」で子供ながら映写技師として働き、家計を支えるようになります。

その後青年となったトトはムービーカメラを手に入れ、自分でも映画を撮影するようになります。

駅で見かけた美少女エレナとの初恋を経てトトは徴兵されますが、除隊後村に帰ると映写室には別の男が座り、エレナは音信不通となっていました。

落ち込むトトにアルフレードは「若いのだから外に出て道を探せ、村にいてはいけない、そして帰ってきてはいけない」と言いきかせます。
 
それから30年が経過して、ローマで映画監督として成功しました。

中年となったトトは、アルフレードの葬儀に出席するため、年老いた母の待つ故郷の村に帰ってきて、ラストを迎えるという物語です。
 
【最後に】

本映画を鑑賞して、運命の人と出会うことで人生が変わり、こんな人生を歩める人は希少で尊敬できる人・没頭出来る物事との出会いは素敵なことだなと思いました。

とてもお勧めの作品です!

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