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本の紹介 101冊目 『借りたら返すな!』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
大久保圭太さんの著書『借りたら返すな!』です。

この本は、これまでに何度も企業再生に命を賭税理士である著者が、
健全な会社を経営していくための方法をはじめ、どういった財政・経営戦略を組んでいくかを綴った一冊です。

ここでは、会社を経営していく上での
銀行とのやり取りであったり、
経営する上でどこをゴールとするかの
「出口戦略」であったり、財政面だけではなく
経営戦略を学べる本となっています。

この本を読むことで、以下を学べます。

・健全な企業の財政戦略について
・銀行との付き合い方をはじめ、「調達力」を上げる方法

それでは、紹介していきます。

【著者の大久保圭太さんについて】

著者は、税理士であり、
Colorz Consulting株式会社代表取締役、
Colorz国際税理士法人代表社員でもあります。

早稲田大学を卒業後、会計事務所を経て
中央青山PwCコンサルティング株式会社
(現みらいコンサルティング株式会社)に入社しました。

そこで、中堅中小企業から上場企業まで
幅広い企業に対する財務アドバイザリー業務・企業再生業務・M&A業務に従事します。

2011年に独立し、税理士法人ACS(現Colorz国際税理士法人)・株式会社ACS(現Colorz Consulting株式会社)を立ち上げて、成長企業に対する
財務コンサルティングを中心に、
累計1000社以上の財務戦略を立案しています。

【なぜ財政戦略を学ぶのか?】

まずはじめに、
これから会社を経営していく方などは、
売り上げが上がったとしても、
現預金がなければ会社を潰すことになる可能性があります。

さらにお金は生きていく上では、
理解した上で付き合っていく必要があります。

そこで、お金を調達したり、
どのような返済の仕組みになっているかを
学ぶことにより、より安心して会社を
経営することができるようになります。

【銀行との正しい付き合い方】

著者は、会社を大きくしたければ、
成長に見合った投資ができるように
しておく必要があると言います。

そこで、銀行からの借入を「借金」ではなく
「調達」ととらえて、その力を上げることが、
中小企業を強くする秘訣です。

大切なことは、

1.銀行に評価される決算書を作る
2.借入のタイミングをつかむ
3.信用保証協会枠を有効に使う
4.複数の金融機関でプロパー融資の実績を作る(付き合う銀行・支店を選ぶ)
5.絶対に潰れない現預金残高を持つ
6.複数行を競わせてよりよい条件を引き出す
7.社長の連帯保証を外す

これらのステップを踏んでいくことが大切だと学びました。

【借入のタイミング】

借入のタイミングを理解することで、
今後会社を経営していく上での
どの時期に一気に調達を進めていくかを
明確にすることができます。

そこで、本書で紹介されているのは、

・設備投資
・自社の決算が終わったとき
・銀行の決算時期
・納税資金を借りる

などです。

自社の決算が終わったタイミングや、
銀行も同様に決算が終わったタイミングで
申請することが大切だと学びました。

【調達する際のシュミレーション】

まず、調達する際の方法としては、

・創業支援融資
・複数行同時調達
・折り返し融資と借り換え

などがあります。

実際に会社を経営していくのであれば、
現預金を増やすことが優先であり、
それによって事業を拡大したりすることができます。

最初から、財政戦略は勉強しておくべきだと学びました。

【最後に】

本書は、これまでに何度も企業再生に
命を賭税理士である著者が、
健全な会社を経営していくための方法をはじめ、
どういった財政・経営戦略を組んでいくかを綴った一冊です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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