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本の紹介78冊目 『エクセレントな仕事人になれ』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
トム・ピーターズさんの著者『エクセレントな仕事人になれ!』です。

この本は、
世界的な経営コンサルタントである著者が、

これまでの44年でまとめた
「仕事の集大成」を綴っています。

【著者のトム・ピーターズさんとは?】


著者は、
世界的に著名な経営コンサルタントです。

コーネル大学を経てスタンフォード大学に進み、MBA(経営学修士)、ph.D(博士)の学位を取得します。

マッキンゼー退社後は、
トム・ピーターズ・グループを設立して
代表に就任しました。

そして、
『エクセレント・カンパニー』
一躍脚光を浴び、

その後も、
『経営革命』『経営破壊』『経営創造』とベストセラーを連発します。

さらに、
『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦』シリーズ3巻は現在も好評で版を重ねています。

著者は、
世界各国のさまざまな業種の経営者や現場の人々に接触した豊富な経験から、

鋭くかつ刺激的な問題提起をするのが魅力であり、その先見性と独創性は各国の企業幹部から絶大な支持を受けています。

【一番大事な仕事は「自分を喜ばせる」こと】


著者は、
エンドユーザーのフィードバックが大好きで、

その意味で失敗にも重要な価値があると
言います。

ですが、
著者がそれ以上に重視しているのは、
「自分自身を満足させること」です。

著者は有益な「顧客のフィードバック」
心から求めてはいますが、

「顧客を満足させよう」とは
思わないと言います。

これは顧客の心を掴んで、
自分の引きつけてやまないアイデアに
関心を持ってもらおうとするのは、

著者自身の欲求を満足させないからです。

自分にとって「一番大事な仕事」の対象は、
あくまで自身の内部にあって、

「一番大事な仕事」とは、
「自分のモチベーション」を高めることだと
語られています。

また、リーダーシップの権威である、
ウォーレン・ベニス

「リーダーになることを
運命づけられている人間は一人もいない。
彼らは自己を自由に、
完全に表現するためにリーダーになるのだ。
つまりリーダーは自分を証明することではなく、自分を表現することに永続的な関心を
持っている」


と言います。

だからこそ、
自分の「熱意」「動機付け」
何よりも大切です。

【納得できるまで何度も質問する】


世界三大投資家である、
ウォーレンバフェットは、

「自分に納得できないものには投資しない」
と言います。

著者は、この哲学を
今後の教訓として生かすためには、

「誰よりもバカな質問をする」
「質問キングになる」
「鈍い奴だと思われようと、
自分が納得できるまではとことん食い下がる」

これらであり、
もし自分が責任ある立場の人間ならば、

まずプライドを捨てて、
自分が納得するまで質問すべきだと
語られています。

また質問は、
「バカげたものであればあるほど」よくて、

相手がイライラしたり、
そんな「バカな」ことを聞くなんて案外、
頭の悪い人だなと思っているようであれば、

それはこっちのものだと言います。

大切なこととして、
一にも二にも質問して、
「質問力」を身につけることです。

なのですべてがクリアになるまで、
「細かいところにこだわって」

曖昧な点がないかどうかを
追求することです。

なぜここまで「質問」することが
大切かというと、

まずは数をこなしていけば
一つの深い洞察を得ることができるからです。

普段の仕事から、
分からないことをクリアにするために、
「質問力」を磨いていこうと思いました。

【最後に】


本書は、
世界的な経営コンサルタントでもある著者が、

「独創性」「エクセレンス」を信条とする
ビジネス人生論の集大成として、

「仕事の成功哲学」を綴った一冊です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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