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人とは違う体験


 現在、私の所属する文教大学サッカー部は1週間の夏季オフに入っている。オフが終わったら、すぐに後期リーグ戦がスタートし、10月に迫る引退に向けて怒涛の時間を過ごすことになるだろう。今回は、後期リーグ戦を控えた今、前期のリーグ戦を振り返ろうと思う。

 前期リーグ戦、文教大学が掲げた目標は、

「北関東2部リーグ優勝」

しかし、ふたを開けてみれば1位と勝ち点10差の5位である。優勝するためには、ここから巻き返さなければいけない。非常に厳しい状態だ。昇格に関しても、自動昇格圏の2位は1位と同じくらいの勝ち点差で、プレーオフ圏にもあと1位届いていない。少なくとも前期のような戦いをしていては、プレーオフ圏に入ることも難しいだろう。

 そんな苦しい状況の中、副主将である私は何をしていたかというと1試合も試合に出ることができなかった。メンバーを選ぶ側の人間である私が自分をメンバーから外すくらい、試合に関わることができなかった。プレイヤーとして、本当に悔しい。しかし、

私は他の選手がめったに経験することのない、日本を探してもこんなことをしている人はいるのか、というようなあまり見たことのない経験

を前期リーグではさせてもらった。

 その経験とは、

「選手としてプレイしつつ、試合では監督のように交代などの采配をする」

というものだ。普通なら、選手は選手、コーチなら学生コーチという立場になるだろう。だが、私は試合にでられない代わりにそのような貴重な体験をさせてもらった。もちろん簡単なものではない。戦術的な面に関しては特に、まだまだ未熟だと感じる場面が多く、チームメイトの力を借りることが多い。しかし、交代などはある程度できるようになってきているつもりだ。この経験を後期でも活かしたい。

 最後に、後期に向けて。後期は、リーグ戦優勝を目指すためにも全勝をし続けるしかない。私は、試合に出られるかわからないが、どんな形であれ、チームの勝利に貢献し、悔いのない最後にしたい。

応援よろしくお願いします。

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