見出し画像

【就活】なぜコロナで採用が止まるのか

学生から就活の相談を受けていると「コロナが就活にどういう影響があるのか?」「なんとなくヤバそうなのはわかるんですが実際にどうなってるのか教えて下さい!」という声をよく聞くので、採用サービスに関わる人間として、今回のコロナショックが新卒採用にどう影響を与えるのかを書いてみようと思います。

あくまで僕の解釈なので、間違ってる情報があったり当てはまらないケースもあるかと思いますが、少しでも学生のためになれば。

コロナで採用が止まる理由は3つ。順番に解説します。

①採用の機会がなくなる

学生が一番イメージしやすいのはこれかなと。

今日も緊急事態宣言が出されましたが、世界的に外出自粛ムードの中で、説明会が軒並み中止になったり個別の面接なども実施しにくくなっています。採用企業だけでなく、就活イベントを行う業者や、人材紹介を行うエージェントなども当然活動が鈍化し、企業と学生が会える物理的な機会がどんどんなくなってしまっています。

②採用枠数が減る

ここからはあまり学生に目に見えて届く情報ではないので割と裏事情的なものです。

コロナショックにより企業の業績不振が著しいです。

例えば旅行業界や航空会社などは誰でも想像がつくかと思います。業績が振るわず売上が落ちると、必ずコストカットに迫られます。例えばお客さんの乗らない飛行機を飛ばしてもただコストがかかるだけなので運休にするとか。

それ以外のコストでわかりやすいのは人件費。一時休業にして従業員に休んでもらったり、解雇になったりなど。そして新規の採用を止めることも人件費の削減に入ります。つまりコストカットに迫られて企業の採用枠が減り、結果的に学生にとっては門が狭くなったり挑戦権を失ったりします。

コロナで説明会が「延期」かと思っていたら、実はその裏で採用枠数が激減していて、結局数ヶ月経っても受けたかった企業を受けられないといったことは普通にあると思います。

でもそれって旅行系や飲食系みたいなコロナの影響が大きいところだけでしょ?と思う学生もいるかと思いますが、どの業界も全部つながっています。

例えば大手の旅行代理店の業績が著しく悪化すれば、上述のようにコストカットに迫られます。例えば広告宣伝費など。今旅行のテレビCMを売っても商品は売れないですよね。そうなると電通や博報堂といった広告代理店に数千万、数億で発注していた広告費を削ります。

するとどうなりますか。

一見直接的にコロナの影響を受けて無さそうな、広告代理店も売上が落ちます。テレビCM制作の案件が入らなくなると、これまで発注していた映像制作会社への仕事もなくなり、映像制作会社の売上も落ちます。

売上が落ちるとまたコストカットです。広告代理店が中途採用をいったんストップすると、例えば転職サイトへの発注を取りやめ、転職サイトの売上が減ります。

転職サイトの売上が減るとまたコストカットです。ユーザーを集客するために投下していたYoutube広告とリスティング広告の予算を削減します。するとGoogleの売上が下がります。

こんな風に一見コロナには関係の無さそうな業界や会社でさえも、数珠つなぎに影響を受けていきます。そして人件費削減のために採用枠が就活市場全体としても減るのです。

③採用のリソースがなくなる

②と近いですが、業績悪化に陥ると、例えば従業員が休業になるケースがあります。もしくは短期的に目の前の売上を立てるために一時的に部署が移動したり役割が変わることもあります。

人事はコスト部門と呼ばれます。それ単体では売上を立てることができず、成果を上げれば上げるほど(採用人数が増えると)、どんどんコストがかかる構造です。要は企業からしたら人事や採用部門は投資なんですね。

なので経営判断としてまず削るとしたらここです。営業部門に移動してもらうにしても、休業してもらうにしても、人事部はまずテコ入れしやすい。そもそも採用枠数も減っていたらここのリソースを減らしたり、採用活動を後ろ倒しにしてもいいか、となるんですよね。(あくまで一般論)

そんなこんなで、そもそも採用活動を行う人達のリソースが減り、学生の選考を進めたりオンラインでもセミナーをしたりといった動きがどんどん鈍くなり、結果的に学生からすると就活の機会が失われてしまいます。

まとめ

まとめると、そもそもの自粛ムードで様々な就活の機会が減り、業績悪化や不景気により採用枠やリソースが激減してしまっている。

それによって採用活動が止まり、就職活動に影響を及ぼしている。ということでした。

学生はどうすればいいのか

じゃあ学生はどう就活を進めればいいのか。

まずすでに何社か選考フローに乗っていて選考が比較的順調に進んでいる学生は、その企業としっかりと向き合って、いいと思っている会社があれば最大限そこに内定を取る努力をすること。「他の選択肢と比較して検討しないと決められない」という気持ちは当然理解できますが、そもそも他の選択肢をこれから増やすこと自体がすごくやりにくくなっています。また企業からしても採用枠を減らす中で、結果的に学生の採用ハードルが上がります。採用人数が減るならよりいいと思った人を残したいはずだし、他と比較して決めるよりも自社を唯一無二の会社だと思って早く心を決めてくれる学生を採用したいはずです。

次にこれから就活は進めているが落ちまくっている人。これは理由は2パターンあるかなと思っていて、1つは実力が足りなかったり自己分析が甘かったりするパターン。2つ目は上述したような採用市場の状況が読めていなくて業績悪化する企業ばかりを受けまくっている運のないパターン。これは両方、就活の動向をしっかりと理解している人に相談をしてまずどう就活を進めればいいのかや、ふわふわしている自己分析などを手伝ってもらうのがいいです。僕が働いている旅人採用でもそういった就活生のサポートをしていますが、そのようなエージェントサービスを使ってみるといいかと。

最後に就活始めたばかりで何から動けばいいのか全くわからずに混乱している人。こういう人はもちろんエージェントや先輩に相談するのもいいですが、まず落ち着くことです。どの会社もどの学生も採用・就活に苦戦していて、長期戦は間違いないです。他の人達も苦労していることを知り、焦らずに着実に就活を進めていきましょう。まずは自己分析と、今受けられる興味のある企業を複数社見てみるところから。いつでも相談して下さい。

最後に

ここまで書いた話は実際に就活サービスの運営に関わる中で、たくさんの学生や人事の方からお聞きした話で、事実です。実際に採用枠が減っている企業もたくさんあり、休業している会社もあります。

そんなときこそ旅人が会社を引っ張り世の中を明るくすると思い、旅人採用という事業をやっています。ぜひ旅人学生のみなさんには、この苦境にも負けずに、前向きに就活に向き合っていってもらえると嬉しいです。

少しでもそういった学生をサポートして納得のいく進路決定ができるように最大限サポートします。

もしこの記事を経営者や人事の方が見てくださっていて「まだまだ学生を採用したいし、まだまだ新しく色んな学生との出会いを増やしていきたい!」というような企業さんがいらっしゃれば、元気でエネルギーのある(少し生意気な)学生を紹介させて頂きますので、ぜひご連絡下さい。

学生も企業も一丸となってこの苦境を乗り切っていきたい所存!


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
なんて日だ!
29
TABIPPOのコミュニティマネージャー。 「自立した個人が依存したくなるチームをつくる」を理念に、コミュニティや組織マネジメント、人材開発に携わっています。研修やファシリテーション、コーチングの依頼はTwitterで。 経歴👉大阪大学→世界一周→HRテック→TABIPPO

こちらでもピックアップされています

キャリアのこと
キャリアのこと
  • 5本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。