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自社で動画制作を内製化する方法 ※企画〜動画制作までの6STEPを公開します。

こんにちは。奥拓也と申します!

簡単に自己紹介をさせてください。

現在、動画を活用したマーケティング会社を経営して、様々な企業の動画マーケティングのサポートをしたり、0から新規事業の立ち上げをサポートしています。

その中で、年間3億円のビジネススクールの構築をサポートしたり、数千万円〜1億円のプロモーションを複数本にわたり構築することに成功しています。


さらに誰もが知る超大手企業の動画マーケティングにも関わらせていただいています。(※契約上、企業名はお伝えできないのですが・・・)


そして企業のサポートだけでなく、自分自身スタートアップ起業家として、エンジェル投資を受け、M&AあるいはIPOを目指しています。

このnoteでは、そんな実践経験からあなたの会社で動画制作を内製化する方法を公開したいと思います。


動画市場はこれから右肩上がりにドンドン拡大していきます。2025年には1兆円を超える市場になると予測されています。

引用元:https://webtan.impress.co.jp/n/2023/03/01/44373


つまり、動画を使えば効果があるからここまで市場が伸びるということですよね。

裏を返せば、これから動画を使っていかないと競合とドンドン差をつけられるということです。


これから先の時代、動画は有効な集客ツールですので、自社で内製化することで、効果的な動画にすることができ、さらに費用を削減できるかと思いましたので今回すべて公開することにしました。

まず最初に知って欲しいのは、動画はその場の思い付きで撮影したり、編集をしているわけではありません。

きちんと動画の効果が出るように、理論的に動画の構成を考えているんです。

私の会社では動画制作を受ける場合、以下のステップで行うようにしています。


このステップに沿って動画制作を行うことで、視聴者の心に刺さり、効果的な動画を作ることができます。

STEP⓪自社分析
STEP①コンセプト作成
STEP②ペルソナ設定
STEP③カスタマージャーニーマップ設計
STEP④ロジック設計
STEP⑤絵コンテ作成
STEP⑥動画クリエイターへの発注指示

つまり、この6STEPを自社で行えば、あとは動画クリエイターに外注するだけなので、「費用を抑えながら」「効果的な動画」が「自社でいくらでも」作れるようになるということです。


今の時代、動画編集だけなら非常に安価で発注できてしまいます。


その結果、1年間で数十万円、数百万円もの費用を削減できるようになるでしょう。

ということで今回は、この6つのステップを公開していきますので、

何度も確認できるようにハートマークの「スキ」で保存いただければと思います。

では、各ステップを一つずつ解説していきます。

STEP0:自社分析


まず最初に行うべきなのが、自社分析です。

「自分の会社なんだから今さらそんなことやっても意味あるのか・・・」と思われるかもしれませんね。


これは私の感覚値ですが、8割以上の企業が自社のことを理解できていません。

例えば、「顧客は誰ですか?」や「競合と何が違うのですか?」と聞いても、「えーっと・・・」と、言葉に詰まり、明確な答えが返ってくることは稀です。

では、自社分析をする際に用いるフレームワークをお伝えします。


SWOT分析→②STP分析→③4P分析、この3つを順番で行ってください。

経営者であれば、必ずどこかで聞いたことがありますよね。

もちろん他にも分析のフレームワークはありますが、この3つを抑えていただければ基本的には事足ります。


この3つの分析は最初に必ず行ってください。

ここをやっていないと結果的に遠回りをしてしまうことになります。

私自身、プロジェクトに入るときには必ずこの3つの分析を行いますが、これをしなければ、戦略を立案することもできず、何も始まらないのです。

例えば、病院に行って診察してもらう際、お医者さんは必ずあなたに問診しますよね。

先ほどお伝えした3つの分析は、ここで言う「問診」に当たります。

この分析をしないということは、診察室に入った瞬間に「あー風邪ですね、バファリン出しておきます」と言われるようなものです。

では、それぞれ何をするのか?なんのためにするのか?をお伝えしていきます。


※細かい「やり方」の具体的な部分は、ネットで検索していただくと、いくらでもやり方は出てきますので、このnoteではお伝えしていません。

①SWOT分析

SWOT分析マトリクス

SWOT分析とは、上記のようなマトリクスで表現されることが多いです。あなたも見たことがあるのではないでしょうか?

SWOT分析は、現状の事実であり自社の現在の姿です。まずここで自社の置かれている環境を整理していきましょう。

以下の4つの頭文字をとってSWOT分析と呼ばれています。

  • Strength(強み):自社や自社商品の長所や得意とするところ。内部環境のプラス要素。

  • Weakness(弱み):自社や自社商品の短所や苦手とするところ。悪影響を及ぼすと考えられる内部環境のマイナス要素。

  • Opportunity(機会):社会や市場の変化などにより、自社や自社商品にとってプラスに働く外部環境のプラス要素。

  • Threat(脅威):社会や市場の変化などにより、自社や自社商品に悪影響を及ぼすと考えられる外部環境のマイナス要素。


■SWOT分析の目的、ゴール

1.既存事業の改善点が見つけること

既存事業が行き詰っている場合や、何を改善すれば良いか分からないこともあります。

SWOT分析の4つの要素に従って、外部環境・内部環境について把握している事実を書き出すだけでも、これまで見落としていたポイントを可視化することができます。

2.新規事業の将来的なリスクを見つけること

今現在、うまくいっているとしても、今後そのやり方を継続してずっと上手く行き続けることはありません。


SWOT分析を活用することで、競合に負けないために必要な要素を把握したり、外部環境によるリスクに予め備えていくことですることも可能です。

②STP分析

引用元:https://digimarl.com/syllabus/stp_analysis/

STP分析とは、

セグメンテーション(市場細分化)
・ターゲティング(狙う市場の決定)
・ポジショニング(自社の立ち位置の明確化)

の3つの頭文字をとって名付けられた分析法です。

セグメンテーション:市場の全体像を把握し、
ターゲティング:その市場の中から狙うべき市場を決定し、


ポジショニング:市場でどのようなポジションを取るのか?競合他社との位置関係を決定します。


■STP分析の目的・ゴール

1. 顧客やニーズの分布を整理する

ビジネスモデルを構築するにあたって、具体的なユーザー像、つまりペルソナを想定することは必須です。

STP分析では、セグメンテーションなどを通して、具体的なペルソナ設定を行うための土台となる「どのようなユーザーがどの程度どの市場に存在しているか」を整理できます。

2. 自社のプロモーション戦略を明確にする

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを行うことで、どのようなユーザーにどのようなポジションから商品・サービスをアピールしていくのか、というプロモーション戦略を明確にできます。

組織やチームのメンバーがプロモーション戦略に共通認識を持つことは、短期間で効率よく認知を広げていく上では欠かせません。STP分析を行えば、わかりやすく言語化された戦略をメンバー全員に浸透させやすくなります。

3. 他社との競合を避ける

競合の存在は把握しておかなければいけません。

例えば、優れた商品・サービスを提供しているとしても、すでに大手と同じポジションだと、資金力で必ず負けてしまいます。

STP分析を行えば、競合との直接の戦いを避け、自社が戦えるポジションを明確にして位置取りができます。

③4P分析

引用元:https://ferret-plus.com/74158

4P分析は次の4つの視点から自社のビジネスを分析します。

  • Product:製品
    ターゲットとする顧客や市場にマッチした商品・サービスの提供がされているか、他社との差別化は図れているか、顧客のニーズ(欲求)とウォンツ(欲求を満たすための手段)を満たしているかなどを分析します。

  • Price:価格
    その製品・サービスによってユーザーが得られる価値と、そのために支払う対価のバランスが適正かどうかを分析します。さらに実際にかかる商品コスト、ユーザーが適切だと考えている価格、競合他社がつけている価格なども参考にします。
    一般的に同じ商品ならより低価格のほうが売れますが、適正な利益が確保されていることも必要です。

  • Place:流通
    その商品をどうやってお客さんのもとに届けるのか?も大切です。
    安価な日用品を大量に売るならスーパーやドラックストアなどが適していますし、ターゲットを絞った付加価値の高い商品ならセレクトショップなどが向いています。
    また近年はオンラインショッピングが普及しているので実店舗を持たないで商品展開していくという方法もあります。
    商品特性やターゲットに合わせた「流通」を考えていきましょう。

  • Promotion:販売促進
    良い商品やサービスであっても、当然認知されなければ購入してもらえません。
    効果的なプロモーションのためにはまずターゲットに有効な媒体を選び、自社商品の強みと魅力、そして他社との違いを訴求する必要があります。

    商品サービスにもよりますが、近年ではSNSを使ったクチコミも非常に効果的です。

スターバックスの場合の4P分析を例にあげてみましょう。

引用元:https://ferret-plus.com/74158

■4P分析の目的・ゴール

4P分析の目的は、商品サービスの特徴と最適な価格設定や販売方法などを可視化し、具体的なマーケティング施策を決めることです。

このように自社の分析を、
SWOT分析→②STP分析→③4P分析、この順番で行ってください。

面倒かもしれませんが、色々な戦略や施策を行う前に『自分を知る』ことが重要です。

STEP1:コンセプト作成

ステップ⓪が終わったら、ここからが本題です。
ステップ①〜ステップ⑥にかけて、動画を制作を内製化するための”キモ”の部分をお伝えしていきます。

まずは、コンセプト作成です。


コンセプトという言葉は聞いたことがあると思いますが、具体的にどういうことでしょうか?

弊社では、良いコンセプトの定義を『お客さんに伝えると「それ欲しいです!」と言われるような、商品サービスの短い説明』と定義しています。

ビジネスの3要素


そのためには、

・誰に
・何を
・どのように

という、3つの要素を明確にしなければなりません。
なぜかというと、この3要素があなたのビジネスの要になるからです。

この誰に・何を・どのようにというのは言わばビジネスの設計図のようなものです。

■誰に
『誰に』とは、あなたの事業のターゲットです。どんな悩みや課題を持った人のためのものなのか?を明確に言語化してください。

■何を
『何を』とは、あなたの商品サービス及び、商品サービスを通じて、どんな解決策を提示するのか?ということです。

■どのように
その解決策である商品サービスを、どのようにお客さんに届けるのか?
どのように知ってもらい、どのようにお客さんの目の前まで届けるのか?
ということです。

この3要素を明確に言語化してみてください。

コンセプトの作り方


あなたの商品サービスのコンセプトは明確になっているでしょうか?
以下にいくつか質問をするので、確認してみてください。

コンセプトを作成するための3つの質問

①ターゲットは何に悩んで、どうなりたいと思っていますか?
②あなたの商品サービスは何を提供できますか?(機能的価値と情緒的価値)
③なぜあなたの商品サービスで結果が出るのですか?(強みや競合との違い)

いかがでしょうか?明確に答えられましたでしょうか?
では次はその質問の答えから、コンセプト文を作っていきましょう。

コンセプト文の作り方

コンセプト文のテンプレートは以下です。(※括弧内の数字は質問の番号に対応)

〇〇(①)に問題を抱えている人が
〇〇(③)によって、
〇〇(②)という状態になれます。

コンセプト事例


具体的に事例を出してみます。

【BtoCの場合】
・ライザップのコンセプト

引き締まったカッコ良い身体を手に入れたい人が、
科学的根拠に基づいたマンツーマンの指導で結果にコミットすることで、自分が望む理想の身体になることができます。

・QBハウスのコンセプト

安く早く髪を切りたい人が、カットのみ10分1,200円のサービスを提供することで、忙しい人でも経済的に髪型の維持ができます。


【BtoB】
・BASEのコンセプト

ネットで商品サービスを販売したいけど、自分でシステムを構築するのはハードルが高いと思っているお店が、

誰でも簡単にネットショップを作れるサービスを提供することで、ネットで商品サービスを販売でき、販路を拡大することができます。

このように、あなたの商品サービスのコンセプトを明確にしていってください。

STEP2:ペルソナ設定


次はペルソナを設定していきます。
ペルソナとは、

商品・サービスの典型的なユーザー像

のことです。

ターゲットと意味は似ていますが、ペルソナの方がより詳細かつ具体的です。

名前・年齢・家族構成・居住地・趣味・仕事・1日の行動などなど、どのような項目を設定するのか?は、これもネットで検索していただくと出てくるので、ここでは割愛します。

ペルソナは、あたかもその人物が実在していると感じるくらい具体的でリアリティのある情報を設定していきます。

ここでは、どのようにペルソナを決めるのか?ということにフォーカスを当ててお伝えしていきます。

ペルソナの必要性

「100人が興味を持つ商品より、たった1人に愛される商品を作れ」

これは、商品サービスを作る際によく言われることですが、これを可能にするのがペルソナ設定です。

ペルソナがお金をかけてでも解決したい悩みを知り、それを解決できる商品を提供することで、結果的に多くの人が買ってくれるようになります。

逆に、多くの人に当てはまるような悩みにフォーカスを当てて、それを解決するような商品を作ろうとすると、全体的にコンセプトがボヤけてしまって結局売れません。

たった一人を確実に振り向かせることができると、多くの人の心を動かすことができる

これがペルソナを設定する大きな理由の一つです。

ペルソナ設定のためのリサーチ法

では、どのようにペルソナを決めていくのか?ということをお伝えしていきます。

結論をお伝えすると『顧客リサーチ』です。

リサーチを行わない、ということはまさに机上に空論です。仮説で「あーでもない、こーでもない」と考えても答えは導き出すとこはできません。

答えは、お客さんが持っています。

顧客リサーチを徹底的に行ってください。

私は今まで、様々な新規事業の立ち上げに関わっていますが、顧客リサーチをしなかったあるいは重視していなかった事業はことごとく失敗しています。

成功する事業は、例外なく顧客リサーチを徹底的に行っています。

では、どのように顧客リサーチを行うのでしょうか?

リサーチの手段・ツール

顧客リサーチの手段は以下の通りです。

1.ヒアリング、インタビューをする
2.Yahoo!知恵袋や教えてgooなどのQAサイトで調べる
3.みん評などの口コミサイトで調べる
4.Amazonでの口コミを調べる
5.SNSで調べる
6.有料のリサーチツールで調べる

それぞれ見ていきましょう。

1.ヒアリング、インタビューをする
この方法が最も確実で、オススメの方法です。

売れている商品サービスを持っている企業で、これをやっていない企業はありません。

実際に顧客にヒアリングをして得られる情報の質と量に驚くでしょう。


インタビュー項目ですが、扱っている商品サービスによって多少異なりますが、基本的なヒアリング項目をお伝えします。

・顧客の年齢や性別などの属性
・顧客の悩み、課題
・顧客の願望
・どのように商品サービスを使っているのか?
・商品サービスを使っていて不便な所や改善して欲しい所は?


2.Yahoo!知恵袋や教えてgooなどのQAサイトで調べる

QAサイトで検索するのも有効です。


実際に顧客はどのような言葉を使用しているのか?どのような不満を持っているのか?どのようなことを望んでいるのか?などなど、ヒントになるようなものが見つかるでしょう。

3.みん評などの口コミサイトで調べる

口コミサイトを見るのも効果的です。

QAサイトと同様に生の意見が聞けるので、顧客インサイト※を見つけ出すヒントにもなります。

※顧客インサイトとは、顧客も気付いていない潜在的な欲求。顧客インサイトを明らかにすることで、購買意欲を刺激するサービス・商品を提供できる。

4.Amazonでの口コミを調べる

ここでもお客さんの率直な意見を知ることができます。

あなたの扱っている商品サービスに関連する商品や書籍を検索しましょう。

上記、QAサイトや口コミサイトと同様の活用の仕方をしてください。

5.SNSで調べる

Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・TikTokなどのSNSは、多くの人が集まるので、情報量も膨大です。


その中で顧客の悩みや課題、願望はなんなのか?何に困っているのか?のヒントとなるような情報を得ることができるでしょう。


6.有料のリサーチツールで調べる

リサーチのためのツールを提供しているツールもたくさんあります。


比較的質が高いフィードバックを得ることができますので、検討する価値は大いにあります。


ただし注意点なのですが、私の経験上、"新規事業"のペルソナを設定する場合は、あまり細かく設定すると的が外れてしまうことがあるので、ややざっくりで問題ありません。


ある程度、事業が進んでいったときにしっかりとしたペルソナを作っていく、というイメージです。

このようにリサーチを行い、あなたの商品サービスのペルソナを設定してください。

STEP3:カスタマージャーニーマップ設計

カスタマージャーニーマップとは?

カスタマージャーニーマップとは、

直訳すると「顧客の旅の地図」を意味する言葉。見込み客が商品やサービスに出会って購入に至る過程を1枚の絵や表にまとめたもの

です。

お客さんがその商品サービスにどこで出会ったか?

そこからどんな行動をするのか?どんな気持ちになるのか?

どのように購入の意思決定をするのか?

これを可視化することが必要です。

こちらが実際のカスタマージャーニーマップです。

このように、
認知→興味関心→情報収集→比較検討→行動→ファン化
このフェーズを辿って人は何かを購入していきます。

そして縦軸に、

お客さんの行動、お客と接触する所、その際のお客さんの思考や感情、お客さんの行動や思考と自社とのズレ、それに対する施策を記入していきます。


この可視化されたマップを作ることで、どんな動画をどこで活用すれば効果的なのか?ということがわかります。

まずは、あなたの商品サービスのカスタマージャーニーマップを作成してみてください。


以下に、カスタマージャーニーマップのテンプレートを載せておきますので、お使いください。

カスタマージャーニーマップテンプレート

カスタマージャーニーマップのメリットと必要性

カスタマージャーニーマップのメリットは次の3つです。

1.顧客を深く理解し、行動や心理に基づいた訴求ができる。
2.訴求軸に一貫性を持たせることができ、顧客と自社の商品サービスとのズレをなくすことができる。
3.適切な顧客層をターゲットにすることができる

前述した通り、カスタマージャーニマップを作成することで、『どんな動画をどこで使えば効果的なのか?』ということが可視化できます。

そのためにカスタマージャーニーマップは必要なのです。

STEP4:ロジック設計

ロジック設計とは?

ロジック設計とは一言で言うと、

動画の構成をロジカルに1枚のシートにまとめたもの。動画制作の設計図。

です。

弊社で使用しているロジック設計シートはこのようなものです。


こちらもテンプレートをプレゼントしますので、お使いください。

ロジック設計のやり方

ロジックの作り方ですが、まず一番上の『ロジック』の部分から設定していきます。


扱う商品サービスや目的によって多少異なりますが、基本的に、

注意→問題意識→興味→お客様の声→行動
このロジックで構成を考えていきます。

その次に、『訴求内容』を埋めていきます。

これは実際に動画にした時に、伝えるナレーションやテロップで伝える内容です。

これをロジックに合わせて埋めていきましょう。

そして最後に、『表現方法』を考えていきます。

これは映像にした時のイメージを文字で表現します。

どんなアクションをするのか?どんなBGMを流すのか?などをわかりやすく表現してください。

次のSTEP⑤の絵コンテを描くときの土台となるので、しっかりとイメージを可視化しましょう。

これらを添付画像を参考にあなたの商品サービスで作成してみてください。

STEP5:絵コンテ作成

絵コンテの必要性

絵コンテはなぜ必要なのでしょうか?

絵コンテは、自社で考えた企画・構成を動画クリエイターやカメラマンへ伝えるために必要です。

ただし、おそらく絵コンテは書いたことがない方がほとんどだと思いますので、ハードルが高いと感じるかもしれません。

ですのでこの絵コンテの部分は、構成をしっかり伝えて、動画クリエイターにお願いしても良いでしょう。

絵コンテの書き方

絵コンテは上手に描く必要はありません。

上で述べたように目的は、”動画クリエイターへイメージを伝えるため”ですので、構成が伝われば良いのです。

絵コンテはこのようなストーリーボードを使用して作成します。弊社で使用しているものをプレゼントしますのでお使いください。

①まず最初にセリフを決めます。

これはSTEP④のロジック設計の『訴求内容』の部分を元に埋めていきます。

ナレーションがある場合は、実際にしゃべって時間を測ってください。

喋るスピードは1分間に300~360文字に収めると誰もが聞き取りやすい動画にすることができます。

②次にカット割を決めます。

STEP④の『表現方法』の部分を元に書いてください。
基本的に1カットは3秒までで、3秒間静止したカットを使わないようにしましょう。(意図してそのカットを見せる場合はこの限りではありません。)

最後に絵を描いていきます。

ここは、イメージだけ伝えればきっちり詳細に決めなくても大丈夫です。


実際に現場では「このような表現の方が良い」ということも往々にしてあります。動画クリエイターは映像のプロですのでその辺りは信頼して任せましょう。

イメージに近い絵コンテを書く方法

とはいえ、絵が苦手な方もいらっしゃると思います。
その場合の方法を1つ紹介します。

・Googleの画像検索でイメージに合った画像を参考にする

例えば、「食べている写真」と画像検索すると、このような画像がヒットすると思います。

このようにイメージに近いものを検索して書き写してください。

ただ、何度もお伝えしますが絵コンテの部分は大雑把で構いません。
ここだけ動画クリエイターにお願いするというのもありです。

STEP6:動画クリエイターへの発注指示

外注先の見つけ方

実際に動画を作ってもらうためには、外注先を見つけなければなりません。


一口に動画クリエイターと言っても、スキルの熟練度はピンからキリなのが現状です。

オススメは、紹介してもらうということです。

紹介できるということはその人の顔もあるので、良いクリエイターを紹介してくれるでしょう。


反対に失敗するパターンは、できるだけ安く作ってくれる動画クリエイターをクラウドソーシングやSNSで見つけるというパターンです。


安価なことが多いですが、「途中で音信不通になった」や「コミュニケーションがスムーズじゃない」「修正をお願いしても露骨に態度に現れるので嫌な気持ちになる」など、よく聞きます。

ですので、例え数千円、数万円高くても信頼できる動画クリエイターに発注した方が結果的に絶対に得です。

弊社でも、信頼できる動画クリエイターを紹介できますので、もし発注することがありましたらご連絡ください。


anotherfield.inc@gmail.com

動画編集を外注するときの選定基準


ではどのような動画クリエイターにお願いすれば良いでしょうか?


選定時の基準を4つお伝えします。

1.ポートフォリオを見てクオリティは基準以上か確認する
2.コミュニケーション能力はあるか?を確認する
3.スピード感や修正の条件を確認する

この3つをクリアしておけば、トラブルや意図しない動画になることは避けることができるでしょう。

外注先への指示書テンプレート

自社で企画や構成を決めた後は、それを外注先へ「このようにしてください」と伝える指示書を作りましょう。

もちろん、この指示書+口頭での打ち合わせは必要です。


弊社が使用している動画クリエイターへの指示書を共有します。

この指示書に沿って、一度顔を合わせてミーティングをしていきましょう。

以上、動画制作を内製化するための6STEPをざっくりとお伝えしました。

いかがでしたでしょうか?

「ややこしい!」と感じたでしょうか?
確かに最初は、難しいと感じるかもしれません。

しかし一度一通りやってみると2回目からは、簡単にできるようになります。

以上の6STEPが自社で内製化できると、

・すべて外注する場合に比べて費用が7割程度削減できる
・スピード感を持ってブラッシュアップできる
・結果的に利益が増加し、会社を成長させることができる

このようなメリットがありますので、是非自社で内製化する体制を整えてください。


今回お伝えした、ステップ①〜ステップ⑥のスキルを持ったプロフェッショナルは、動画クリエイティブディレクターと呼ばれています。



当然習得するためには一朝一夕とはいかず、ある程度の時間がかかります。

しかしこのスキルを持った人材が社内に一人でもいると、自社の動画マーケティングは非常に効果的なものになり、結果的に売上・集客アップに繋がります。

現在この動画クリエイティブディレクターのスキル・ノウハウをお伝えする、オンライン講座を提供しています。


つまりまとめると・・・

■自社の分析
■マーケティング3要素
■コンセプト設計
■ペルソナ設定
■リサーチ
■カスタマージャーニーマップの作成
■ロジック設計
■絵コンテ作成
■動画クリエイターへの指示


これらでできる人材を社内に1人生み出そう!というプログラムです。

このスキル・ノウハウを持った人が社内に1人いるとどうでしょうか・・・?


事業拡大に貢献してくれる思いませんか?

■動画制作を外注するよりも圧倒的に費用を抑えて、効果がある動画を作ることができる。
■動画マーケティングの専門家を社内に一人持つことができる。
■これから伸びる動画広告をどんどん活用することで売上が伸び、事業を拡大することができる


このような状態にすることができます。


ですので、経営者本人か、マネージャーなどの管理職に身につけていただく事をお勧めしています。



興味がある方は、個別説明会で御社に合ったアドバイスも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
anotherfield.inc@gmail.com


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