〇〇教材さん・・・って、呼ばない。

いつもありがとうございます。
5年くらい前に、教育委員会や他の学校からの文書を週に数回届けに来てくれる文書連絡便のおじさんと仲良くなって一緒に飲みに行ったことがある、学校事務職員のタクトです。

今回は、「学校事務職員が履き違えちゃいけないこと」というテーマで書きます。

学校には毎日のように様々な業者さんが来ます。

学校の施設の関係の工事業者さん、官民問わず子供関係の団体やイベントや施設の方々、給食の関係業者、配達業者さんなどなど。

そして、学校の窓口業務を担う機会が多い学校事務職員は、そういった方々(外部の業者さん)と関わることがたくさんあります。

そんなときに、僕がいつも意識し(なきゃと思っ)てるのは、どんな業種のどんな方であろうとも、「相手の立場を尊重して対応する。」ということです。

「え、何言ってるの?  そんなの当たり前じゃないか。」と思われたと思うのですが、それがなかなかどーして、できてない場面を学校では時々見かけるからです。
#なかなかどーして
#の使い方あってる

学校という場所は、ある意味狭い世界というか、良くも悪くも長年の歴史で学校独自の文化が作り上げられてるところだったりもします。

そんな中に、ちょっと学校の常識(全く悪い意味ではありません。)みたいなものをわからずに関わってくる業者さんがいると、無意識的に少し良くない対応をしてしまう職員がいたりします。(たまにです。)

学校はたぶん世間や保護者の方たちが思っている5倍くらい、ありとあらゆる外部からの依頼があるので、教育活動の手を止めてまで、毎回それに対応しなきゃいけない先生や職員たちも大変なので、それはそれで(無意識に)ないがしろにしてしまう気持ちもわかります。
#子供向けの新規イベントチラシの配付依頼とかめちゃめちゃくる
#いやみんな子供にとって良いことをやろうとしてるのは本当によくわかるんだけど全部受けたらパンクしちゃうから取捨選択してるんです

#地域や保護者の方々からの色々な相談も山ほどくる
#一つ一つ向き合って時間かけて対応したいのは山々なんですがそれをしちゃうと授業する時間がほぼゼロになります

また、学校事務職員の関係で言うと、教材屋さんとの対応がよくあります。
学校事務職員は予算管理をしていて、購入の選択に大きく関わるので、特に教材業者さんは事務職員に対して、本当に気をつかってくださるのですが、対等な関係なことを忘れてはいけません。


昔、僕が受けた研修会の中で、もともと学校事務職員で、そのときは県の事務所にお勤めでいらっしゃった方(つまりめちゃくちゃ偉くて凄い方)から受けた講話でとても印象に残ってる言葉があります。


「みなさんは、学校に来校する業者さんたちへ適切なで丁寧な対応を心がけていますか? 業者さんがあなたたちに毎回挨拶してくれるのを当たり前だと思ってはいけません。あの人たちは、別にあなたが人間的に優れているから頭を下げてくれるわけではないです。学校の教職員や学校事務職員と言う“肩書き”に対して敬意を払ってくれているだけです。そこを忘れては絶対にいけないです。」


この話を聞いたとき、そんなことを何も考えずに対応していた自分の行動を反省しました。


もちろん、それまでそんな自分が偉いみたいな勘違いをしていたつもりはありませんが、ちゃんとした対応ができていたかはわかりません。

だって、学校の中で、仕事始めてまもないハタチそこそこの自分ひとりに、年齢的にめちゃくちゃ上の人たちがとても敬意をもって丁寧に挨拶したり接してくださる環境です。
たしかに、ちょっと油断したら、自分が偉い権力がある人間だと勘違いしちゃう人もいるかもしれません。
#偉くも何ともない
#対等なビジネスの関係です


それ以来、どんなときでも、自分が仕事の立場の上で人と接するときには、肩書き補正が掛かってることをちゃんと意識するようになりました。
#肩書き補正

(もちろん、仕事の立場関係なく、人として大した人間じゃないのは分かってるので、普段も気をつけなきゃですが。)

そういったことを意識する中でひとつ個人的なルール・・・というほど固くないですが、やり続けてることがあります。


それは、学校に来てくださる業者さんに声を掛けたりお話するときに、「〇〇教材さん」と呼ばないようにしていることです。

学校では割とそういった呼び方をしてる場合が多いのですが、個人的に、“僕は”、お名前で「〇〇さん」もしくは、「□□教材の〇〇さん」とお呼びするようにしています。

断っておくと、別に「〇〇教材さん」と呼ぶ職員を否定してるわけじゃありません。
(少なくとも学校現場では、)それ自体はそんなに失礼な意味になっていなくて、業者さんも別に嫌な気になっているわけではないと思うので。

ただ、自分の業者の方への丁寧な対応の意識を保つために「ちゃんとお名前を覚える」というのが自分ルールとして勝手に決めてます(笑)

もちろん人によっては、気安く名前を呼ぶのは失礼だー!!みたいな?雰囲気ももしかしたらあるのかもしれないですが、それならそれで、僕は「お互いを名前で呼びあえる」くらいの人間関係づくりを仕事とか関係なく目指していきたいと思ってる派なので、それも込みでやればいいと思ってます。
#自分に対してです

と偉そうに理論立ててるっぽくしてみましたが、何かそーゆールール的なのを決めないとビビってコミュニケーションがんばれないダメダメなやつなだけだと思います(笑)

でも、しょうがない。コミュニケーション能力が低いのはどうしようもないので、それを高めたいのであれば、下手くそでも何でも関わって経験積むしかないですよね。

最後は完全に独り言自己完結みたいな話になってしまいました。ごめんなさいm(._.)m


学校現場からは以上でーす。

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