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1on1は何したらいいの?〜「任せるリーダーが実践している1on1の技術」読んでみた〜

今月から1on1を何人かとする機会ができました。
正直何をしたらいいのかわからなかったので、指針的なものが欲しいなと思いこの本を読んでみました。

1on1の目的

1on1をする側とされる側の関係性の向上と経験学習の促進です。
経験学習とは、経験 => 学び => 改善行動という一連の流れを言います。
つまり1on1の相手が、経験を元に自分で改善を回す習慣を身に着ける手助けをします。

1on1のベースにあるべきマインド

1on1をする両者の間で良好な関係性と、相手が共同体感覚を持っていることが重要です。
共同体感覚とは、「自分だけが良ければいい」ではなく「周囲の人も一緒に幸せになる」という感覚です。

そのために自分が相手に対して良好な視線と共同体感覚を持ちます。
・相手の可能性を無条件に信じる
・相手の行為と人格を分離する。(人格を尊敬する。悪い行為があったとしても、それは人格が悪いわけじゃない)
・相手に対して協力的な姿勢を示す

1on1のモデルとなるやり方

# チェックイン段階(5分程度)
以下の内容について教えてもらう
・前回の1on1から現在までで、失敗体験・成功体験
・前回話した内容(学んだこと)で試したこと
・前回話した時から変わったこと

# 本論(20分程度)
経験学習サイクルを回す
経験学習サイクルを回すため、「経験、内省、概念化、新たな試み」を行う。
## 経験はチェックインで話したもらったもの。
## 内省は経験を元に以下を教えてもらう。
・成功、失敗の要因
・今までと変えた点、違った点
・さらに良くするために何ができるか
・強みを生かすために、他にどんな方法があったか
・今回の学びを他に適用するにはどうするか

## 概念化
内省した内容を定着しやすくするために、要約してもらったり、こちらが要約して理解の確認する。
こちらが要約して認識を確認することをテスティング・アンダスタンディングという。
これをすると、相手にはなかった視点が出てきたりする可能性がある。
そのため、相手に要約してもらうことと、こちらが要約して内容確認することは両方すると良さそう。

# チェックアウト(5分)
概念化した内容を次の機会に活かせるように、
・その日の学びをまとめてもらう(概念化のところと同じ?)
・アクションプランの候補を出し
・どれを実行するか決めてもらう。
最後の「どれを実行するか決めてもらう。」は、相手の主体性(自己決定性)を育むためにも意義があるステップです。

まとめ

これを元に昨日1on1をやってみて、以下2点が自分の今後の課題だと思いました。
# 時間の配分を意識してなかったので、チェックアウトがかなり雑になってしまったこと
=> 構成をあらかじめ決めて、時間を意識するようにする。
=> 意識するだけじゃダメであれば、タイマーをセットするなど時間に気づく仕組みを作る。
=> タイマーを使って話のつなぎ目が機会的になりすぎそうだったら、相手にタイムスケジュールを共有してお互いが意識できるようにする?

# チェックインで話してもらった内容の深掘りが甘かったこと
成功要因・失敗要因は聞けたが、もう少し深掘りしてみても良かったのではと思った。
・それがなぜできたか?(できなかったか?
・それができてどう思ったか?(できなくてどう思ったか?
・以前と比べた時にどう思うか?(できるようになって、できなくなって
・もう一歩踏み込んで改善するとしたらどうするか?
・他の人にアドバイスをするとしたらなんというか?(成功要因・失敗要因のより深い理解と言語化

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