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「価格の掟」 価格設定で失敗しないためにはどうする?

著者:ハーマンサイモン「価格の掟」の要約本を読みました。

こちらの本はあまり出回っていないのか、メルカリでも数本しか販売されておらず、定価より高い値段で売買もされていました。

知る人ぞ知る本なのかもしれませんね。ワクワク( *´艸`)

それでは一緒に価格を決める時の考え方を学びましょう

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価格が儲けをすべて決めてしまいます。

利益=販売量×価格-コスト

何かを販売する人ならもちろん頭ではこの考えがあるはずです。

この中の価格の決定についてどれくらい深く考えて決めているでしょうか?

コスト削減や、販売方法を強く意識して、価格の決定についておろそかにしている人は少なくないかもしれません。

「価格とは価値」

お客様が、どの値段だったら買いたいか。「その値段なら支払う」というのが適正な価値です

本書では、自分で価格を決められる事が大切だと言います

逆に相手が「この価格で買う」というのではいけません。

価格の戦略は行動経済学の考え方が必要だと言っています

人の心理までしっかりと考える必要があるのです。

次にこの事について3点紹介します。

1,プロスペクト理論

ここでは詳しくは説明しませんが、

「損する痛みは、得する喜びより大きい」という法則です。

こちらは、ネットで「プロスペクト理論」と調べればたくさんの事例が出てきます。是非一度調べてみて下さい。

もし、この記事いいよってのがあれば教えてください。

ここの記事に貼らせていただきます(*'▽')


2,プラシーボ効果

「人は価格と品質を結び付ける」という法則です。

簡単に説明すると、品質がわからない場合、価格でその品質を判断します。

3,アンカー

アンカーとは「船の錨(いかり)」

基準点という意味です。

「人は何らかの数字が与えられると、その数字を基準に考えるようになる」という法則です

価格が適切であるか判断できない場合に人はアンカーを頼るようになります。

どちらを選ぶ?「低価格戦略」or「高価格戦略」

この初めにどちらの戦略で行くのかが重要な判断になります。

初めに決めてしまうと、そこから変更する事はできません。

例えば、創業以来「家具を安くし日本を豊かにしよう」と考えたニトリ

ここではあらゆる無駄を省き、大量に生産し、販売する事で低価格を保証している。その代わり滅多に大きな割引は行わない。それは低価格を保証しているからだ。

でも低価格で勝負できている企業は少ないのです。

著者のサイモン氏はこう言っています。

「高価格戦略で成功している企業の方が、低価格で成功している企業よりも多い。ほとんどの市場で、低価格で成功できるのは1社か2社しかない」


感想

価格の戦略という書籍を読んだことが無かったので今回新しい学びを得る事ができました。

特に最後の一文

「高価格戦略で成功している企業の方が、低価格で成功している企業よりも多い。ほとんどの市場で、低価格で成功できるのは1社か2社しかない」

というのは、なるほどな思いました。

周りの小さいお店は当たり前のように「低価格」で勝負している。

これって実は価格について深い勉強ができていないと考える事もできるなと感じました。

自分でビジネスをすることがあれば、こういった価格戦略は必須で、

初めに「低価格戦略」か「高価格戦略」を選択せていかないといけないと強く感じました。

それと同時にこの初めの設定というのは「最終目標(ゴール)」を明確に決める事でもある感じました。

今日はここまでです!!

本日も見に来ていただきありがとうございました(@^^)/~~~




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