きょうの難経 十六難 2021/11/4
見出し画像

きょうの難経 十六難 2021/11/4

内原 拓宗

前回、十六難の冒頭を少しみましたが、せっかくなので冒頭から。

十六難曰
脈有三部九候 有陰陽 有輕重 有六十首 一脈變為四時
離聖久遠 各自是其法 何以別之

然 是其病 有內外證 其病為之柰何


假令得肝脈
其外證 善潔 面青 善怒
其內證 齊左有動氣 按之牢若痛
其病 四肢滿 閉癃 溲便難 轉節
有是者肝也 無是者非也

假令得心脈
其外證 面赤 口乾 喜笑
其內證 齊上有動氣 按之牢若痛
其病 煩心 心痛 掌中熱而啘
有是者心也 無是者非也

假令得脾脈
其外證 面黃 善噫 善思 善味
其內證 當齊有動氣 按之牢若痛
其病 腹脹滿 食不消 體重節痛 怠墮嗜臥 四肢不收
有是者脾也 無是者非也

假令得肺脈
其外證 面白 善嚏 悲愁不樂 欲哭
其內證 齊右有動氣 按之牢若痛
其病 喘欬 洒淅寒熱
有是者肺也 無是者非也

假令得腎脈
其外證 面黑 喜恐欠
其內證 齊下有動氣 按之牢若痛
其病 逆氣 少腹急痛 泄如下重 足脛寒而逆
有是者腎也 無是者非也

以上を要約しますと、
肝脈の異常は、顔色が青く、臍の左に動気があり、怒りっぽくなる。
その病症は潔癖、手足の腫れ、大小便の出が悪い。

心脈の異常は、顔色が赤く、臍の上に動気があり、よく笑う。
その病症は口が乾く、手掌が熱く、からえずきする、いらいらして心臓が痛い。

脾脈の異常は、顔色が黄色く、臍の位置に動気があり、物思いにふける。
その病症はげっぷが出て味にうるさい、手足に力が入らず腹が腫れ、消化不良となる。身体が重く、関節が痛み、すぐ横になる。

肺脈の異常は、顔色が白く、臍の右に動気があり、悲観的で楽しまず、すぐ泣く。
その病症はよくくしゃみをする、咳や喘息、悪感発熱して体が震える。

腎脈の異常は、顔色が黒く、臍の下に動気があり、こわがりになる。
その病症はよくあくびが出て、足の脛が冷えて上まで上がってくる、気が逆上する、下腹部がひきつれて痛み、下痢をして渋り腹となる。

※顔色や病証は五臓との基本的な関係を示していますが、腹部の動気の位置は後の難で出てくる腹積との関連性を感じさせます。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
内原 拓宗