電気系エンジニアでよかったこと
目的(#エンジニアでよかった)
noteで「#エンジニアでよかった」の企画があったので、自分の考えをまとめようと思います。経歴としては電気系エンジニアを19年やってます。半導体も作ったし、PCB基板も作った、ファームウェアも作ったし、画像処理のアプリケーションも作った。転職も2回した。そういう人物が得た考察だと思って読んでいただければと思います。
ずっと攻め続けられる
エンジニアは守りに入って「自分の技術範囲はここまでです」とすることができない。技術はあっという間に陳腐化して新しいものに更新されていく。なので、新しいものに飢えている人は「ずっと攻め続けられる」感覚が心地よかったりする。自己投資をする理由にもなるので、公然と金を使うことがある程度許されるのがいい(ある程度理解のあるパートナーは必要)。
飽きない
新しい技術は古い技術の延長線上にあったりするので、古い技術をある程度理解しておく必要がある。知識の土台がちゃんとしていると、次の技術が理解できるので、どんどん複雑になっていくがその分面白くなっていく。自分のフィールドができてくると、陳腐化して退屈になったころには新しいものがあるので「飽き」がこない。
できないことができるようになる
基本的に新しくリリースされる製品というのは今までの技術の延長線上+αで構成されていて、ユーザー視点で言えば確実に「以前はできなかったことができる」と言える。「以前はできなかったこと」を「できるようにする」には新しい技術が必要です。それは、エンジニアが新しい技術を習得して、その技術を製品化しているからこそ成り立っています。そういうものを開発していると「あ、できた」と思える瞬間が必ずある。その一瞬は嬉しい。
最後に
良さそうな点を挙げてみましたが、開発自体は茨の道です。悪い点を挙げればキリがなく、報われなさも最高峰だと思います。陳腐化した技術でつまんねーなーと思いながらコツコツやることもあります。でもまあ、こうして長年続けられているのは、やっぱり面白いからじゃないかなと思います。これからはAIがある、メタバースがある、量子コンピュータがある。なので、エンジニアとしてはやりがいのある時代が続くんじゃないかと思いますね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?