滞独日記「中古家電を選びたい理由」

住まい方の研究をするべく、次なる家に移りました。

大事は衣食足りて礼節たるための冷蔵庫と洗濯機です。

洗濯機と冷蔵庫はメルカリやジモティのような売買プラットフォームであるeBayで、ご近所さんに家電を譲ってもらおうと思っています。

どうして中古を選ぶたいかというと、モノとの関わり方を見直したいから。

これまでは買う→捨てる→埋める→資源を取る→作る→買う…というモノとの関わり方でした。

あるモノが古くなったり壊れたりしたら新しいものを買い、古いものは資源ゴミに出し、また買うというような流れです。

けれどこれからは買う→使う→譲る→誰かが使う→壊れる→使える所を使う→生まれ変わる→買う…というふうに、必要性がなくなったものは必要な人に譲ったり、アップサイクルして蘇らせていきたい。

こんなふうな物との関わり方は、ベルリンで当たり前のようにおこなわれています。

いまこそ少し勇気を出して、その流れに身を任せてみたい。

ひとつのボタンを押せば安くてきれいな家電がすぐに郵送されてくると思うと、この選択は少し面倒に感じるけれど。

じぶん自身がどのような循環の一端を担っているのか自覚して、選んでいきたいと思います。