図録『岡倉天心とボストン美術館』
『茶の本』の著者として、また明治時代を代表する思想家のひとりとして
良く知られている岡倉天心さん。
その審美眼が如何ほどだったのかを触れてみるのに
丁度良い一冊かもしれません。
亡くなるまでの10年間、ボストン美術館の仕事に携わっていたこともあり
この展覧会では天心さんゆかりの作品や
天心さん自身が収集した美術品により、その業績を辿れます。
明日オンラインストアにてアップします。
[岡倉天心]
岡倉天心は、急激な西洋化の荒波が押し寄せた明治という時代の中で、日本の伝統美術の優れた価値を認め、美術行政家、美術運動家として近代日本美術の発展に大きな功績を残しました。その活動には、日本画改革運動や古美術品の保存、東京美術学校の創立、ボストン美術館中国・日本美術部長就任など、目を見張るものがあります。また、天心は自筆の英文著作『The Book of Tea(茶の本)』などを通して、東洋や日本の美術・文化を欧米に積極的に紹介するなど、国際的な視野に立って活動しました。
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