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HEUGNが醸し出すもの




日常のシーンを切り取ると、そこにはそれぞれの空気感がある。


それは写真を撮ったり、動画を撮ったりと
皆さんが日常的に行う動作で気がつくような簡単な事。


知らぬ間に、私達は日常を客観視するスキルを身に付けているわけで
それに気が付いているかいないかは、人それぞれ。


そういう事が作用しているからというわけじゃないですが
やはり、衣服が持つ演出というのは大事な要因の一つなんだなと感じています。


私はスタイリストの伊賀大輔さんの考えるスタイリングの哲学みたいなものが好きで、あの方のスタイリングは本当に理想的だなと。


伊賀さんは役者さんの役柄や、シーンによって衣服をスタイリングする事はもちろんですが

その『地域性』も大事にするんだそうです。


環境に馴染ませる、その場所、その街に住んでいる、その街があると思わせる。


そういうスタイリングをする為に、時にはその地域のリサイクルショップを周り、そこにあるものから選び衣装に採用する。

そういう徹底したリアリティが生む、非現実。




要するに洋服が醸し出す空気感というのは
やはり日常においては非常に重要なんだという事を改めて伊賀さんに学びました。



ご興味がある方は、こんな記事もありますので読んでみてください。



関係ないですが、伊賀さんの奥様である麻生久美子さん。
私が1番好きな女優さんです。
永遠の憧れです。


このPV見てください、死ぬほど可愛いですから!!(しかもスタイリングは伊賀さんが担当)


そして伊賀さんと麻生さんの二人がご夫婦というだけで、何故か幸せなわけです。

一度だけお二人を代官山でお見かけしましたが、多分一番東京に行ってよかったと思えた瞬間だったと思います笑


あ、がっちりそれましたね、話が、、、戻します。





日常と洋服というのは切っても切り離せない存在であり
そして、どれを選択するかで全ての事柄が変わるくらいの力があるのだと
なんとなくではありますが、感じていただけたかもしれません。



そんな中で、やはりどこかで憧れ続けているスタイルがあります。
それがHEUGNの醸し出す空気感です。



どこかクラシカルで、まるで映画や古いポートレートなどに出てくるような
凛とした佇まいを感じるHEUGNのスタイル。


自分にとっては少し背伸びかな?と思ったスタイルでしたが
ここ数年はめっきりリアルなスタイルになりつつあります。



それは何故なのか?



恐らくそれはリラックスの先にある部分に気がついたからかもしれません。
単にカジュアルなだけが本当にリラックスではないという事と
その意味に気がついたんだと思います。


答えはHEUGNの見る洋服の方向性にあると考えています。




HEUGNは「ドレスという方向性からカジュアル」を見ています。





これはどういうことか?
かなり持論的な解釈もあるので少し説明させて頂きます。


私自身は洋服には大きく分けて三つの要素に区分できると考えています。

それはドレス、カジュアル、モードです。

大体にして、この三つの要因が『足される』もしくは『掛け算』されるなど
そういうミクスチャーがあることで様々な洋服が生まれると私は仮定しています。


そして、時にそれは、どの部分を支点(視点)に考えられたモノなのか?

そういった部分で同じ物でも大きく変わるものがあったりします。


例えば、シャツ。


カジュアルという方向性で考えた時に、わかりやすいのが
ネルシャツなどのシャツでしょうか。


では、同じネルシャツをカジュアルという支点は変わらずに
ドレスの方向性に向かわせた場合どんなものが生まれるか?



いくつか方法はありますが、簡単なものでは
同じようなネル生地でありながらも
シャツの仕様や縫製といった部分をドレスシャツのように仕立てる。


そういったものが生まれるかと思います。

そうすることで支点であるカジュアルは変わらずに、ドレスの方向に向いていく
というのがわかるかと思います。


もっと言えば範囲を広げるという事に近いかもしれません。


(ハンターハンターで例えるなら、強化系は放出系と変化系が取得しやすいが、強化系であることは変わらない的な話です、、、伝われ!)


そうなった時に、同じネルシャツでも全く違うネルシャツが生まれるわけです。

(ウボォーのように強化を極めるタイプもいれば、ゴンのようなバランス型もいるのと同じですね、、、伝われ!!)

少し踏み込んだ話ですので、判りづらかった場合申し訳ございません。(二つの意味で)



この容量で、HEUGNはドレスという視点でカジュアルを再解釈している。

そういう様に私は感じているのです。



だからこそと言いますか、どんなに着崩してもだらしなく映らない。

むしろ、そこに美学すら感じるような奥底にある品を感じることができるのではないか?


そう感じています。

リラックスでありながらも、男性としてブレてはいけない「芯」の部分をさり気なく巧みな技術で補正してくれる存在。


それがHEUGNなのではないかと気がついた時に
自分の中では、憧れではなく、リアリティなのだなと解釈できたんです。




だいぶ、話が長くなりましたね。


そんな、HEUGNの至極のアウター達がデリバリーされてきていますのでご案内させてください。





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HEUGN
”Albert” motorcycle middle length coat
color /Black /check
size 2/3
price ¥165000- (in tax)





チェック柄は尾州産地の機屋にブランドにて別注した製作したウール100%のモダンなチェックパターン。

深いブラックカラーは創業150年の尾州の機屋にて製作した綾の表情が美しいウールギャバジン。


1940年代のモーターサイクルコートをデザインベースにHEUGNらしく、
再解釈しつつもオリジナルでも魅力的な前身頃のボリューム感をうまくモダンに昇華しています。

デザイナー自身がトワル(製品化する前の試し縫いしたもの)を着て、様々なレングスを熟考し辿り着いた絶妙なレングスは、ボトムスのボリュームを選ぶことなく様々なスタイルで着用いただけます。(このレングスと蹴回しは本当に素晴らしいからぜひ体感してほしい!)

美しいショルダーラインから、綺麗な弧を描くような前振りのアームラインと
背面は贅沢にも剥ぎなしの一枚を使用し、ドレーピーなAラインを描く絶妙なバランス感覚のコートです。


カジュアルに着崩しても、ドレスに締めても
どちらでも違和感がなく決まるHEUGNの真髄を感じていただけるコートです。



2
着丈 約94cm(襟付け根から裾まで)
身幅 約71cm(脇下の直線距離)
袖丈 約59cm(脇下から袖まで )
裄丈 約85cm(襟中央部から袖先まで)

3
着丈 約97cm(襟付け根から裾まで)
身幅 約73cm(脇下の直線距離)
袖丈 約61cm(脇下から袖まで )
裄丈 約87cm(襟中央部から袖先まで)

モデル体型
178cm 64kg
size 3を着用











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HEUGN
”Dan” rubber coating motorcycle blouson
color /Black
size 2/3
price ¥132000-(in tax)





表地には北陸産地の合繊維メーカーの透湿性のある
コーティングファブリックを使用

裏地には国内の尾州産地でブランドが別注を行い製作したウール100%の素材を使用したモーターサイクルブルゾン。

ヴィンテージでも存在するコーティングジャケットをHEUGNらしくモダナイズされております。

無骨さを程よく残しつつも、ドレスウエアに組み合わせても何ら違和感が無いバランス感覚は流石の一言。

様々な所作でチラつく品の良いチェックの見え方のバランス
ウールの裏地が来ることでの防寒性という機能美の同居も古いコーティングジャケットにはない現代的なリアリティのあるバランス感覚かと思います。

ウエストのベルトやネック部分のチンストラップもしっかりと閉めて
凛としたスタイリングで着こなしたくなるムードのある一着です。

ワックスジャケットという選択肢が腑に落ちない方は、この辺りの選択肢は非常に良いのではないでしょうか。

この鈍い光沢感、他の素材感では味わえない素晴らしい魅力です。

そして、こういった素材感はレザーと同様で一度ミシンの針を通した場合
跡が残りますから、全て一発で縫い上げているという縫製の素晴らしさも同時にわかる洋服好きには堪らない一着とも言えますね。





2
着丈 約77cm(襟付け根から裾まで)
身幅 約61cm(脇下の直線距離)
袖丈 約52cm(脇下から袖まで )
裄丈 約90cm(襟中央部から袖先まで)

3
着丈 約79cm(襟付け根から裾まで)
身幅 約63cm(脇下の直線距離)
袖丈 約54cm(脇下から袖まで )
裄丈 約92cm(襟中央部から袖先まで)

モデル体型
178cm 64kg
size 3を着用






さて、いかがでしたでしょうか?


今回は冒頭が大ボリュームすぎて全く本題に入らなかったですが、、、


最終的にお伝えしたかったことは『HEUGNを着ることで少しでも大人になれた気がする』ということ。


やっぱり洋服ってある一定の距離で憧れ続ける必要があると思っていて

その少しの背伸びが違う世界へと連れて行ってくれる足掛かりになったりするんです。

だからこそ、自分はまだ違うなんて思わずに、むしろその感覚がないと
本当の意味での新しい自分には気がつけないと思うんですよね。


様々な方向性での楽しさを、素直に取り入れられること


それがシンプルに洋服を楽しめるコツだったりもしますから。


さて、今回ご案内した洋服は既に店頭、オンラインストアでも展開を行なっております。


仙台は寒さが更に深まり、かなりアウターの動きが目立ってきました。
今回ご案内したアイテム達も一部旅立っており最後の一着なんていうのもございます。


是非とも気になられたアイテムがございましたらサイズがお選びいただけるタイミングでご検討頂ければと思います!


何かご相談があればお気軽にお問い合わせくださいね!



それでは!




nariwai 山下


オンラインストア
http://www.nariwai-online.com/

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