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ハードウェアスタートアップからキャディに入社した話

こんにちは。4/1にキャディにジョインした原口です。
キャディは「モノづくりの産業のポテンシャルを解放する」というミッションを掲げ、製造業の調達プラットフォームを提供している創業4年目のスタートアップです。

入社エントリーということで、なぜキャディにジョインしたかの共有をしたいと思います!

結論から言うと、製造プロセスで苦労し、過去の自分をはじめ、同じような問題に苦労している生産管理に従事している人々のポテンシャルを解放したい、キャディならそれができると確信したからです
では、なぜこのような思考になったのかを説明したいと思います~

① ハードウェアスタートアップでの経験

前職ではパーソナルモビリティを開発・販売するスタートアップのWHILLで海外での生産ライン立上げ、新製品の量産立上げ、需給調整 etcと生産回り全般に携わっていました。
WHILLは「全ての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションを掲げ、移動手段の新しい価値を提供し、現在はパーソナルモビリティ(電動車椅子)の開発に力を入れています。
さて、スタートアップですが、事業リスクが非常に高く、創業10年後の生存率は約6%というデータもあります。
特にハードウェアスタートアップは初期投資に莫大なキャッシュが必要になるだけでなく、売れたとしても品質問題発生時には多大な費用が掛かるため非常にリスクが高いです。大手自動車でさえもリコールが何度も起きているから想像される通り、品質問題を完全になくすのは非常に困難です。
またWHILLの場合はその中でもよりリスクが高い、「乗り物」×「医療機器 (ヨーロッパでは医療機器扱い)」という前例がないチャレンジをしていました。
しかしながらスタートアップに求められるのは今までにない価値ある新しい製品をスピーディーに世の中に出し続けることです。
このような環境の中で、私は海外のOEM工場にほぼ常駐という形で現場のトラブルシューティングをメインで行い、品質水準を満たした製品を納期通りに出荷するということを行っていました。

WHILLで学んだこと

私が学んだことはたくさんありますが、以下が一例。

「できないではなく、どう解決していくか」の物事を前進させるための論点設定
・大手企業ではリスクがあるためスケジュールを後ろ倒しにすることはよくあります。しかし、スタートアップではスピードが重要なのでリスクを評価し、敢えて踏み込むという姿勢がとても重要になります。
・その時に重要な思考が、どう解決していくかという前向きな思考です。人は失敗したくないのでどうしても守りに入ります。しかし、敢えて発想を転換して、どう解決していくかに焦点を当て物事を前進していきます。
「空元気から元気」のマインドセットで始める元気製造永久機関
・あるメカ設計者の言葉。ダジャレです笑。しかし、これが非常に効果があるんです。
・新しい製品を生み出すって非常に大変なんです。失敗もたくさんして元気がなくなる時もあります。
・そんな時は元気があるように振る舞うこと(中々難しいですが)。そうすると自然と元気になっていきますし、周りにも元気が伝染していきます。

生産オペレーションでの課題

さて、前例がないチャレンジの中でやりがいをもって仕事をしていましたが、海外OEMの生産ライン立上げが落ち着きつつあったことで、改めて生産オペレーション業務を見直す時間が増えてきました。
最初はオペレーションを改善してというスタンスでしたが、徐々に積み上げの改善ではなく抜本的に解決するにはどうしたらよいのかと考えるようになりました。
今までは各人の情熱で何とか回っていた部分もありますが、徐々に組織が大きくなっていく中で業務量も増え、本質的なことに時間を避けなくなっていったというのも課題感増していった要因でもあります。
例えば、社外のステークホルダーが関わる以下のような生産オペレーションでの課題。

- 販売計画、社内外の在庫、製造キャパを踏まえた需給調整プロセスの効率化
- 社内外の在庫のリアル可視化
- 社内外との設計、製造プロセスの変更管理プロセスの効率化


② キャディとの出会い

このような状況でモヤモヤしていた時にNewspickをはじめ、キャディの名前をよく聞くようになりました。
前からキャディの存在は知っており当時は板金加工のラクスルというような印象でしたが、改めてキャディの状況をより詳しく聞くと数年で板金加工だけではなく、組立までサービスを開始しており、業種もプラントまでと事業が急拡大していました。
また、何千枚もの図面を管理するための社内オペレーションを自社開発したソフトウェアで管理していると知り、モノづくり産業の構造変革をするという可能性を改めて感じました。
さらに社内のメンバーも自分と同じような問題意識を持った人々が多くいることを知り、キャディだったら自分の抱えている課題に向けてソリューションを開発・提供できると確信し、ジョインすることに決めました。

キャディで成し遂げたいこと

「生産管理に従事している人々のポテンシャルを解放すること」
いつになるかは分かりませんが、生産オペレーションでの課題を抜本的に解決できるようなソリューションを開発し、過去の自分のをはじめ、生産周りのオペレーションに従事している人たちが
本質的な仕事をできるような環境を作り、日本のモノづくりの競争力を上げていきたいと思います。

最後になりますが、キャディは事業拡大に向けて全方位で仲間を募集しています!気になる方は私までご一報を!

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