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41.おばけの存在について

Q.幻聴とおばけの声は別物なんでしょうか
2020.7.14 おだか(27歳・女性)

A.まずはご自愛ください。幻聴はシンプルに統合失調症や、うつの症状なので病院に行ってくださいね。

ですので僕は幻聴は信じている、というか僕自身悩まされている日もありますが、おばけの存在は信じていないのです。ごめんなさい。

稲川淳二さんのように「おばけでメシを食っているひと」もいるので、大変申し訳ないのですが、おばけには「目撃者がいないと存在できない」という特徴があります。
「よっておばけは存在しない」と考えてしまうのです。まったく我ながらつまらぬ男です。

しかし「おばけの話が嫌いか?」と言われたら全然好きです。オバQもリュークも佐為も愛しいほどです。

存在しているかどうかなんて、その程度のものです。

死んだ友達が数人いますが、僕はあまり葬式に行かない傾向にあります。行きたくないのです。
死体や火葬場の骨を見ると「死んじゃった」という事実を否が応でも突きつけられるからです。

そのリアリティに触れないだけで「もしかしたら街でバッタリ会えるかも。一緒に行ったバーにひょっこり顔を出すかも」なんてファンタジックなことを考えてしまうのです。

なぜなら店は何も変わりません。彼がただそこにいないだけですから、生前見ていた世界同様なのです。
彼が「(・ω・)ノぃょぅ」なんて扉を開けて入ってくる想像がちゃんとできるのです。
それだけで僕の寂しさは、ちゃんと和らぎます。

次第に「自分の中では生き続けている」と錯覚していきます。

「人間の生き死に」というのは、その生物学的事実性よりも、じつは曖昧なものです。

三年に一度しか会わない親戚と、毎日思い出す故人はどちらが自分の中で「生きて」いるのでしょうか。僕は後者だと定義しています。

この「死んだ今も胸の中にいる」という存在をおばけに定義しても、バチは当たらないかもしれません。

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