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2020年台ヒューマンの生き方

新しい仕事、会社を始めている。ライブも出来なくてヒマなのだ。

しょっちゅう新しいことを始めているので、さほど珍しいことでもない。

始まりの渦中に身を置いていると見落としがちなのが「やめ」だ。

物事にはなんでも裏表がある。正義があれば悪があるし、満腹があれば空腹がある。夢を目指せば現実がある。

「始める」には勇気がいる。やはり踏み出すのは怖い。

しかし始める勇気と同じぐらい大事なのは「やめる勇気」だ。

じゃあ、どうやって「やめどき」を見極めるかだが、僕の場合は 「がんばり過ぎている」と気づいたときだ。

こだわるべきは細かいディティールではない。

小さいことはどうでもいいのだ。それよりも大きく自然な流れをつくること。 

不自然な力みが生じたり、「どこか自分らしくないな」と感じたとする。

こうなると、そろそろやめる時期だ。転換期、終焉期、死期の訪れだ。

やめる時に最大の邪魔者になるのは、過去の自分だ。

ここまでやったんだから、積み重ねてきたのだから、という蓄積が重い足かせになっているひと、バンド、カップル、夫婦、事業をたくさん見てきた。

しかし、「それをずっと引きずって未来はあるのかな」と一度考えてみたほうがいい。

周りの風景はずいぶん変わってはいないだろうか。

「目標を持ってがんばれ!高みを目指して突き進め!」というのは明治時代の欲を前提とした富国強兵のスピリッツだ。

そんなものが無くても、人間は目の前の喜びやワクワク、ザワッとした面白さをやりがいにして生き延びていける。

それが鎖国を経て、戦時を経て、経済大国を経た、2020年代の成熟した国家に生きるひとの生き方ではないだろうか。

サボり倒しても物事は進まないが、ウザイ人間とはつるむ必要もないし、嫌な仕事や学校は辞めちまったほうが強い成果につながるというだけだ。

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