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日記の効用!何のために日記を書くのか?

 「日記に書く話題がなくてねぇ。」「日記のためにどこか行きましたよ」って本末転倒な話があるようですが、インスタ映えのように○○のために〜〜をすると言うのはよくあることです。
 4年生の宿題として、日記を選んでいます。「日記は、個人的なものだから宿題としては不適当なのじゃないか。」とお思いの方もいるかもしれません。
 しかし、私の想いは、別にあります。日記という言葉が適当ではないのかもしれませんが、子ども、保護者、教師の3者で作りあげるふりかえりの日誌なのです。個人的な日記は、ふりかえりが上手くなったら、誰にも見せない形で別に書いていて欲しいのです。1年後にきっと感謝するはずです。1年間の子ども、保護者、教師の出来事に対する心の動きが記録されている世界にたった1つのオリジナル書籍になるのです。だから雑な字や短すぎる日記は追々指導していきます。
 日記もていねいに書かせると20分はかかりますね。雑な日記は、伝わりにくいし、あとで見返しにくいです。

日記は、未来の自分へのお手紙。

なのです。
 さて、日記の効用は科学的に証明されています。

日記には、2つの効果があります。1つが、後世に伝えるための永久に残る記録。もう1つが、書くことによる感情浄化作用です。

【効果1】 書くことは、精神的な健康をもたらす。

 例えば、学術誌『Advances in Psychiatric Treatment』に掲載された論文では、参加者が15分から20分の執筆を3から5回繰り返すだけで、トラウマやストレスなどの感情的な事象に折り合いをつけることができたと言います。
 ここで重要なのは、何を書くかだけではありません。どう書くかも重要になってきます。アイオワ大学の研究では、参加者がストレスを感じた出来事を日記に記すことで、気持ちの折り合いをつけられることがわかりました。ただし、感情だけを記すのではなく、そのときの考えと気持ちに注目することがコツなのだとか。つまり、自分のストーリーを書き出すことで、気持ちだけを書くよりも高い効果が得られるというのです。このことは、自分のストーリーを伝えることが、いかに健康に好影響を及ぼすかを示す良い例と言えるでしょう。

【効果2】 書くことで、クリエイティビティを発揮できる。

 また、日記をつけることによるクリエイティブなメリットについても、多く語られています。特別なことが起きたわけではないときにも、日記を書くことで、自分の中でのブレインストーミングが促されます。一見ありふれたことでも、それについて書き始めたら、さまざまな思い、アイデア、記憶が次々とあふれてきたという経験、ありませんか? 書くことを続けていれば、デスクに向かうたびに、そんなチャンスが訪れるのです。

【効果3】 実用的なメリットもある!

 例えば、ワークダイアリーを毎日つけておくことで、自分の失敗と成功を記録しておけます。記録が残っていると、落ち込んだ時に便利なのはもちろん、路頭に迷った時に道しるべを示してくれます。ワークダイアリーを取り出して、それまでに自分がうまくやってきたことを見直すだけで、仕事に関して自分が従うべきパターンが見いだせるかもしれません。それに、それらの達成や素晴らしい瞬間は、自尊心を高めるだけでなく、上司に昇給を交渉する際の有力な根拠にもなります。

 カート・コバーンやアイザック・ニュートン、アブラハム・リンカーン、アンディ・ウォーホル、レオナルド・ダ・ビンチのように有名なアーティスト、クリエイティブ、政治家、科学者でなくても、あなたの考えや経験には価値があるはずです。
https://www.lifehacker.jp/2014/06/140604journal.html


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