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全ての期待に応えてくれる1本 FE 135mm F1.8 GM レビュー その2

こんにちは、シオタニです。
今回はこの135mmGMをポートレートでガッツリ使ってのレビューになります。
まぁ、アホみたいな値段してるレンズなんで、良くなかったら困るんですけどね(笑)
今回は、私のしょーもない感想よりも、作例集だと思って眺めてくださると幸いです

追記
もうちょっと良くなった作例集がこちらです。

このレンズにしかできないこと

私は全身を入れた、引きのポートレートが好きでよく撮ります。風景と人物両方を入れた写真が好みなのです。しかし、一般的に引いた構図になればなるほど背景はボケにくくなります。そうすると、背景と人物の分離が難しくなります。
引いて撮りたい。だけど背景はぼかしたい。そんなわがままを叶えてくれるのがこのレンズです。

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前も後ろもガッツリボケてくれてます。そして、癖のないトロけるようなボケです。レンズによっては、背景のボケがざわざわしていて主張が強かったりします。しかしこのレンズはそんなことが一切ないですね。程よい主張です。

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木々や生い茂った葉など、ざわざわしやすいものを入れてみました。全然ざわざわしません。トロけてます。ピントがあっている部分と、ボケている部分の分離が見事じゃないですか?
圧縮効果もちょうど良く、木々が立ち並ぶ様子を表現できているかなと思います。

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口径食で四隅のボケがレモン型になりますが、縁取り、年輪ともに見当たらない素晴らしいボケです。これは前ボケですが、後ボケも素晴らしいものです。

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これは友達とのセルフポートレートです。いい光が入っているとはいえ、この立体感には感嘆しました。開放から解像度が高く、絞る必要性を全く感じさせません。

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これもざわざわしやすい背景ですね。しかしなだらかに、綺麗にボケてくれています。また、ここはかなり薄暗い場所でしたが、f1.8という明るさのおかげでこのように撮れています。

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バストアップでも撮影しています。この写真の背景は本棚ですね。このように、寄って撮るともうトロトロにボケまくります。気持ちいいです。そして、なだらかにボケていくおかげで、背景がふんわりと形を残しています。
開放から周辺光量落ちも少なく使いやすい性能をしています。

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こちらの写真では、髪の毛1本1本がわかるような、繊細な描写を感じていただけると思います。特にシャープネスを上げたりはしていないのですが、それでこの写りです。半端ないです。

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AFもアホみたいに早いです。よほどピント面を動かさない限り、一瞬でピントが合います。シャッターボタンを半押しした瞬間に合うイメージですね。動きものにも強いです。瞳AFでもピントを外すことがなかったです。


ポートレートで使いにくいなと感じるポイント

このレンズに限ったことではないのですが、135mmで引いて撮ろうとすると、どうしても被写体からの距離が遠くなります。そうなると、声が届きにくくなるんですね。これが唯一の欠点だと思います。

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このくらいの構図だと、そこそこ声を出さないと聞こえないですね。ポージングなどの指示を出すときは少し不便です。

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これはもう叫んでましたね(笑)
でもそんなことを忘れるくらい、満足する絵を出してくれます。


まとめ

撮影の際に少し苦労しますが、抜群の写真を出してくれる。そんなレンズです。

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こんなに引きで撮っても背景がなだらかにボケる。これを求めている人には至高の1本なのではないでしょうか?
今後も使っていき、少しずつ作例を出していければなと思います。

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