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階数による家づくりの違い

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


本日は「階数」のお話です。


多くの方が2階建てを選びますが、平屋建てや、3階建てを選択することもあります。

もちろん、平屋は敷地に余裕がないと実現はできないという、敷地条件は大きく関係します。


多くの方は当たり前のように、2階建てを選ぶことが多いのですが、階数というのは生活にはどのように影響しているのでしょうか。

見ていきましょう。


◆日当たりの面からみると?

日当たりの面から考えますと、太陽というのは東から登り、南を通って、西へ沈みますね。

南面というのは日中、長い時間太陽が当たるので日当たりが良いのですが、その南面に向けて配置できる部屋というのは平屋だと限界があります。

南面にひとつでも多くの部屋を配置する場合、横幅が決まっているなら、上へ積み重ねると多くの部屋を南に配置できることになります。

たとえば、リビングとダイニング、寝室に子供部屋をふたつ。これらの部屋を全て南面に配置するとなると、平屋の場合はかなり東西に長くなってしまい、現実的には不可能な場合がほとんどです。

しかし、2階建てにすると1階と2階に、3階建てなら1階と2階と3階にも南面に配置できますので、階数を増やせば増やすほど、日当たりには有利な形であると言えます。

◆密集している際の日当たり

さらに、密集している場合にも、日当たりに関しては階数で調整できることがあります。

特に、南側の隣地建物が近い場合は、その建物で影になり日当たりが悪くなることがあります。

そのため、最も日当たりを気にするリビングを2階に持ってきて、2階リビングとすることで、南の建物の影をかわして太陽の光をリビングに取り入れることがあります。


◆2階、3階のデメリットは昇り降りの手間だけか?

ただ、やはり階段の昇り降りが大変だから、平屋に憧れる、という人ももちろんおられます。

大変な上に、2階や3階では、当たり前のことですが、「落ちる」というリスクが生じてきます。

「階段」や「バルコニー」、「腰窓」というように、2階や3階には落下のリスクが出てきます。

小さなお子様を持つ親御さんには、やはり落下のリスクがない平屋はとても安全ということです。


◆平屋では難しい立地的な「あそび」

2階建て、3階建てでは、「空間を立体的に工夫する」ことがきます。

何かと言うと、「吹き抜け」であるとか「スキップフロア」といった立体性を活かした空間づくりができます。

スキップフロアというのは「中二階」のような空間です。平屋でも出来なくは無いのですが、単なる段差になりがちです。

複数の階があるからこそ、立体的でおもしろい空間が作りやすいことになりますね。


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