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住まいにレトロ感を取り入れる

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


今回は、住まいの「レトロ感」についてお話したいと思います、


レトロというと、よくカフェや雑貨店なんかが、レトロな雰囲気を醸し出す外観や内観だったりします。

「昭和レトロ」って、人気ですね。

そんな、古き良きレトロな雰囲気を取り入れた住宅の事例もよくみられますね。

リフォームやリノベーションでは、改修する際に元々の雰囲気を残してレトロチックに仕上げることもよくあります。

もちろん新築でも、レトロデザインが好きな方は取り入れようと設計士に依頼をしていますので、検索すれば事例は出てきます。

古い形、使い込まれた色合いというのは、なにか落ち着く、しっくりくるという方も多いものですよね。

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◆レトロを取り入れる注意点

ただ、「全部がレトロ感満載なのも飽きそうだなぁ」と思われる方もおられます。

レトロ感というのが、主にダークブラウンの木部から感じることが多いかと思いますが、

このダークブラウンは、木部の保護のためにオイル系の保護塗料を施したことによる色合いで、古くなるにつれて飴色に変わっていきます。

そこが、良い風合いとなるのですが、その割合が多くなると、「重たいイメージ」にもなります。

木部をダークブラウンにすることは、手っ取り早くレトロ感を出すことにはなるのですが、

全てをレトロ感に統一し、レトロ一色にすると、暗くてずっしりした重い印象の家となることがありますから、注意しないといけません。

そのため、レトロなアイテムをそのまま取り入れるのでは無く、デザインを参考に取り入れるといった形の方がベターです。

◆レトロ感のヒント

「どんなレトロなデザインがあるか」というのは、別に住宅の事例を探さなくても、結構、街中に行けばヒントはあります。

例えば、こちらはフランク・ロイド・ライト作の「ヨドコウ迎賓館」ですが、廊下に格子の掃き出し窓を設けて、開放感のある明るい廊下となっています。

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洋風館ではありますが、昭和の日本の「縁側」の雰囲気もありおもしろい空間ですので、玄関~廊下(ホール)の雰囲気に取り入れてみるのも良いですね。

「格子」という形は、ひとつレトロのポイントでもあります。


こちらは、老舗珈琲店の店内にあるブラケット照明です。

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なかなか可愛らしい照明ですが、こんな感じで吹き抜けや勾配天井にあっても楽しいですよね。

こちらはモザイクタイルの施工例です。

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モザイクタイルも、レトロ感を感じさせますが、このように真っ白にすると、どんなデザインにも合わせやすく、明るさも確保できます。

こちらは住宅の事例ですが、カラフルなモザイクタイルをニッチに使っています。

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ニッチは安上がりで手軽に施工できる「遊び心」ですが、背面を工夫することで、イメージが大きく変わります。


格子ガラスの窓も、レトロ感が満載です。こちらはかなり古い古民家カフェの建物の事例です。

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ガラスの色を変えて、ステンドガラス風のものも良いですが、なかなか合わせづらいところはあります。

こちらはチェッカーガラスの施工例ですが、このようなレトロなガラスは、特殊なガラスとなりますので、外部のサッシ窓には利用は難しいものとなっています。

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そのため、内部のインテリア窓として、ワンポイントで採用するのも良いかもしれません。


まとめ

ネットで検索すると色んなデザインやアイデアは出てきますし、設計士に依頼しても考えてくれます。(得手不得手はあるでしょうけども。)

でも、こんなふうに、街中に出ると、結構、色んなレトロデザインを目にすることができ、参考にできるデザインがあります。

自分らしさを出すためにも、住宅の事例以外で色んなレトロデザインを探してみるのも楽しいものです。

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