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突き指、放置で大丈夫?

バレーやバスケなどスポーツ活動中や日常生活でも何気ない動作で起こる突き指について今回は解説したいと思います、病院に行くほど重傷なのかどうか悩んでいるという方に参考にしていただければ幸いです。

目次
・負傷した組織
・腫れの期間
・内出血、腫れの範囲
・痛みのタイミング
・まとめ





負傷した組織
今回は負傷することが多い組織の靭帯、関節包(関節の袋)、骨折に絞って紹介したいと思います。

今から紹介する症状と自分の患部を比べたときに骨折の可能性がありそうだと判断した場合は迷わず整形外科を受診しましょう。

靭帯損傷でも甘くみてはいけません、症状が2、3日経っても改善しない場合も受診することをオススメします。


■腫れの期間
骨折などの重症度の高いケガになると痛みが引かず、素人がみても異常な変形が見られる場合が多くあります、以下はそれぞれの腫れの期間の目安です。

・靭帯や関節包の損傷
適切な処置や再受傷をしていなければ受傷直後から翌日に腫れのピークを迎え3日以内に症状は落ち着きます、腫れと共に痛みも少しずつ緩和してきます。

・骨折
腫れがなかなか引かず、痛みなどの症状も受傷時から続きます。

内出血、腫れの範囲
重症度が高くなればなるほど、出血が広範囲に広がるため患部以外の部分にも変化があらわれます。以下はそれぞれ組織別にみたときの内出血や腫れの範囲です。

・靭帯、関節包の損傷
内出血や腫れが出ることは多いですが患部のみの場合が多い。
・骨折
患部以外の手のひらにまで内出血が広がることがあります。

痛みのタイミング
受傷後すぐは動かした時の痛みや安静時痛がどの組織損傷にも現れる可能性がありますが、安静時痛が治らない場合は骨折の可能性があります。

⑴運動時痛
・靭帯、関節包の損傷・骨折
どの組織の損傷も患部を動かした時の痛みはあり、特に指を曲げるときの痛みと動きの制限が大きいです。骨折の場合は痛みが強く、動かすことが困難となります。

⑵安静時痛
・骨折
何も動かさなくても患部がズキズキ痛みます。

まとめ
今回紹介したように腫れが引かず範囲が広い、安静時の痛みが翌日も続くような症状は整形外科を受診する必要があります。

経験上、スポーツではバレー、バスケ、ドッヂボールなどが多い他、野球のヘッドスライディング時にベースに衝突して痛めたという例もありました。大したことはないと思い放置しておくと変形や可動域制限を残してしまったりしますので気をつけましょう。

ご覧いただきありがとうございました、参考にしていただければ幸いです。

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