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ベルギー旅行記(3)〜ブリュッセル〜

ベルギーと聞くと、私はベルフリーとワッフル、そしてタンタンが真っ先に思い浮かぶ。それらを紹介したいと思っていたけれど、今回はブリュッセルの街歩きで気づいたことを書きたいと思う。

ブリュッセルは街のいたるところで、ストリートアートが目に付く。グラフィティのような感じで、日本だと高架下によくみられるもの。日本のグラフィティに慣れていた私のイメージはもっぱら彩鮮やかな文字装飾だった。ただブリュッセルのストリートアートは一味違った。

最初に出会ったのは日常の一コマを切り抜いたようなもので、どこかタンタンの絵を彷彿とさせる。実際にタンタンのアニメを観たことがないので、この絵がタンタンのものなのか分からないけれど(笑)

この絵をみたときかなり度肝を抜かれた。「これってグラフィティのレベル超えてんじゃん…!」こんなものが街中にあると、感性が豊かになるよな〜と思う。ちなみにブリュッセルのストリートアートは実際にアーティストが描いてくれているものも多く、絵の近くに作者名が記載されているものも少なくない。

旅が終わった後に上の絵をみて、左側にトラム(路面電車のこと)が描かれていることに気づいた。ブリュッセルを観光している間は、絵を見上げることばかりに目がむいたこともあって、トラムまで意識が向かなかった。

後で調べたらブリュッセルのトラムは、私の知る赤や青、銀配色のあるものではなく、街並みにあった配色だった。暖色系の黄色が用いられれており、レンガ造りの景観とあっている。

続いて見つけたグラフィティは、ワッフルで有名なお店Waffle Factoryの近く(だったと思う)で見つけたもので、ベルギーといえばのイメージを再現してくれた一作だ。

縦長の壁面に、タンタンが梯子を降りる様子が見事に描かれていた。またこの絵のために壁面全体をペンキで塗りつぶしていたことにも、感動した。他の壁と明らかに色が異なるので、かなり目に付く。芸術が爆発してる。(デイダラみたく爆破はしないけど)

ちなみに上の写真は5,6階くらいある建物の上の部分に描かれている。この箇所に絵を描くとなった場合、はしご車を使わないと絶対に届かない。この絵はどうやって描かれたんだろうか。描かれた時代によっては、命綱一本で作業したと思うと、命懸けだ・・・

続いてはこちら。

リアルな人の絵だ。レンガ同士の隙間もうまく使い、シワを巧みに表現しているのが印象的だった。

この絵のモチーフになったのは有名な人なんだろうか。文字情報から読み解こうとしても、人の名前らしきものが右下のSotomirlle F.以外見当たらない・・・

こんな感じにブリュッセルには至るところにストリートアートがある。私がピックアップしたもの以外にも、もっとカラフルな絵も多いので、ブリュッセルで街歩きする際は前だけじゃなく、上も見上げてみてほしい。

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