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3つの図形から始める初めての図解

※この記事は hey アドベントカレンダー2020 16日目の記事です。
STORES でプロダクトマネージャーとして働いている濱村(@thamamur)です。

今年は自分の仕事のやり方を大きく変えて良かったことが1つありました。
それはフローチャートで図解しまくることです。

なぜ図解なのか

STORESは何年も運用されているプロダクトなので、様々なシステムロジックが存在します。このロジックを考慮しながら新たな機能開発をしていくことになるため、当然システム仕様の理解が必要となります。

しかしPMである僕はコードが読めないので、エンジニアからロジックを聞いても整理することができません。何度も聞いても時間をかけてしまい、がんばってテキストに起こしても正確かどうかは不安な状態です...。

どうにかして一目瞭然で理解でき、エンジニアや非エンジニアが等しく議論できる土台を作れないものか・・と考えた末にたどり着いたのがフローチャートの図解でした。

フローチャートの図解とは

フローチャートでググると、いろんな図形の説明が出てきます。図形それぞれに意味がありますが、たいていのことは3つの基本図形だけで表現することができます

例えば「決済手段の選択画面でクレジットカード決済を利用した場合に、決済金額から5%割引される」という仕様があったとします。この仕様を分解すると、以下の要素に分けることができます。

1. いつ(決済手段の選択画面で)
2. 何をきっかけに(クレジットカード決済を利用した場合に)
3. どんな作業を行うか(決済金額から5%割引される)

これらの要素に分解した仕様を、2つの基本図形を使って表現してみます。

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次に、もう1つ条件を追加してみます。
・決済手段の選択画面でクレジットカード決済を利用した場合に、決済金額から5%割引される
・(追加) さらにコンビニ決済を利用した場合は、割引が適用されず全ての金額が決済される

これを図解すると、以下のようになります。

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意外に簡単にできましたね。
テキストで見るよりもわかりやすくなったと思いませんか?

図解のメリット

図解の大きなメリットのひとつは柔軟性です。
テキスト量が増えれば増えるほど、読み解くのは困難を極めますが、図であれば途中でコメントすることも容易です。質問や論点を記載するのも良いでしょう。

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慣れてくると、複雑なロジックも図解することができます。
テキストではなく図を見て話すことで、議論の効率を上げることができます。

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図解は誰でもできる強力なツール

こうやって図解して説明をし始めると「わかりやすい」と言ってもらえるのですが、3つの基本図形さえ覚えれば、誰でも図解することができます。

重要なのは、わかりやすく要素が分解されていることです。図は多少汚くてもツールがきれいに整形してくれます。間違ってても、伝われば大丈夫です!

今はコロナで直接集まって議論することも難しくなってしまいました。
そんなご時世だからといっても伝える努力は諦めず、工夫してやってい毛たらと思います。

明日はフロントエンドエンジニアの @nkoba の「漬物漫談」です!

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