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リーファー輸送

「リーファー(定温)ワイン」とも言うそうですが、聞き慣れない言葉かもしれません

どんなワインの事かというと

現地のワイナリーから日本まで24時間15℃前後の定温で丁寧に輸送されたワインの事です

ワインは温度が高くなると劣化し、味わいや香りに大きな影響があります

基本的にワインの輸送は海上輸送(船)でヨーロッパからだと5週間前後という時間をかけて運ばれるそうです

ワインを載せたコンテナ船は、日本まで灼熱の赤道直下を通過し届きます

通常のドライコンテナであればその間にコンテナ内が約40℃以上に達する場合もあり、ワイン本来の香りや味わいが劣化してしまいます

ですので、ワインを大切に扱う輸入業者様は

ワイナリー → フォワーダー倉庫(国際輸送業者倉庫) → 港(海外) → 港(国内) → 国内倉庫 → ワインショップ(酒屋)

までの間をリーファー(定温)で運んでくれています

そうする事でワインをより現地に近い状態で美味しく飲む事が出来るんです

ワインを大切にしている輸入会社様によっては取り扱い契約の際に、ワインショップ(酒屋)の温度管理がきちんと出来ていないお店には卸さないです

なので普段皆さんが飲むワインの中には、

ドライコンテナで輸送され味や香りが劣化しているワイン

ワインショップや酒屋の管理が不十分で劣化したワイン

飲食店など管理が不十分で劣化したワイン

を飲んでしまう(飲んでしまっている)可能性がある、とてもデリケートな飲み物なんです

ワインの裏面にリーファー輸送と書いてあります

(一部リーファーでも書いていない輸入業者もあります)

一度、そこをチェックしてみてワインを買ってみても良いかもしれませんね

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