takumanのなんでも感想文part9

こんにちは、takumanです。

今回は、続編の制作・公開が決定しているアニメの紹介をしていきます。あえて原作小説の最新の内容には触れず、あくまで続編で展開されるであろうシーンや既存のアニメのシーンに限定して紹介していこうと思います。

タイトルは、「異世界はスマートフォンとともに」です。この作品はアニメ2期の放送が決定していて、私も原作小説・アニメともに楽しませてもらっているので、今回が良い機会と思い紹介させていただきます。

「異世界はスマートフォンとともに」とは

改めまして。通称「いせスマ」は、2023年4月より第2期が放送予定で、有名な「小説家になろう」のサイトにおいても非常に人気の高い作品となっています。第1期は2017年7月に放送されまして、とある台詞が話題を集めたり、主人公がハーレムを作っていたりと、しっかり作品の見せ場は作られていると思います。賛否両論ありつつも、注目すべき要素はいくつかあるので順を追って紹介していきます。
まずは、簡単なあらすじです。主人公「望月冬夜」は、神様の手違いによって落雷に打たれて死んでしまう。死んだお詫びとして、別の世界で生活できるようにしてもらう代わりにその世界で「スマートフォン」を使えるようにしてもらう、というところから話は始まって行きます。冬夜はその世界で様々な人に出会い、仲間や将来の伴侶とともに世界各地冒険していく、といった話になっています。原作小説の既刊27巻のうち、アニメ1期は3巻までの内容になっていて、アニメの最後にヒロインは全員で9人いると明言され、3巻時点では6人が登場しています。おそらく続編では残りの3人も登場することと思います。


「まるで将棋だな」

このアニメが話題となったのは、この台詞がきっかけといっても過言ではありません。場面は、アニメ第3話の遷都される前の古代遺跡にて、貴重な宝が残っていないか探索していたところ、突然「水晶の魔物」が現れて襲い掛かってきたところです。この魔物は、のちに「フレイズ」としてアニメ以降の展開でも度々登場しますが、ここでは割愛します。このフレイズ攻略に際して冬夜が思いついた作戦というのが、遠くのものを手元に引き寄せる無属性魔法「アポーツ」によって魔物の核を取り除き、破壊するというものでした。この時、冬夜が考えている時につぶやいた一言がこの台詞でした。このシーンの前に、贔屓にしている侯爵家に「将棋盤」を持ち込んだということもあってか、王(核)を取ってしまえばよいことを思いつき、書籍版には無かったこの台詞によってアニメオリジナルの展開が出来上がった、というわけです。
冬夜はこの世界に転生するにあたって、スマホを使えるようにしてもらう以外にも、身体能力を上げてもらったり魔法を使用するために必要な適正を与えてもらいます。転生した世界では3つの適正持ちでさえ珍しいと言われる中、冬夜は火・水・風・土・光・闇の6属性全ての適正を持っています。さらには固有魔法とも呼ばれ、同じ使い手は滅多にいないとされる無属性魔法も名称と効果さえ知っていればなんでも使えるというチートっぷり。まさになろう系という感じです。


2期での物語

ここから、アニメ2期で描かれるであろう内容について触れていきます。あくまで原作からの流れでこうなるだろうという予想なので、核心を突くようなネタバレは無いように紹介していきます。
まずは、世界各地に散らばった「バビロンの遺産」の転送陣を探しつつ冒険をしていきます。その中で残り3人のヒロインである、レグルス帝国の王女「ルーシア」、レスティア騎士王国の王女「レスティア」、右手右足を失い倒れていたところを冬夜に助けられた少女「」と出会います。そして、今まで気持ちを明らかにしていなかった妖精族の長「リーン」を正式に婚約者とした9人が揃います。その後、バビロンの遺産の「蔵」を見つけ、フレームギアというレジーナ博士が残した対フレイズ用の人型戦闘兵器を手に入れます。これによって金属よりも硬い身体を持つフレイズを打倒する算段が立つわけです。このシーンが、原作勢からは「2期はロボットアニメ」と言われる理由です。実際、以降の戦闘シーンはほとんどがフレームギアに搭乗して行われて、生身で戦っているのは、自分の専用機体がない冬夜くらいで、ヒロインはそれぞれの特徴に合わせた特注品のフレームギアに搭乗しフレイズと戦います。
アニメ1期終盤に出会った白髪の青年「エンデ」は、フレイズを巡る騒動で度々登場します。基本的には冬夜の味方をするものの、フレイズを一撃で倒すなど、登場時点では謎に包まれていることが多いです。実はフレイズに関わる重要人物なのですが、これに関しては今回は触れません。続編でフレイズ編が終結するかといえば難しいと私は思いますが、アニメで触れるかどうかは、各々で楽しみにしていただけたらと思います。


感想

最新話まで読んだ上での全体の感想としては、序盤や冒険者として行動してる時はスマホと多様な魔法を駆使して戦ったり、ヒロインと協力して危機を乗り越えていますが、特にヒロインが全員揃ってからは主人公が戦うことが少なくなり、スマホの使用頻度も減っていきます。私も初めは「スマホどこいった?」と突っ込みましたが、別の切り口で考えてみると、
 1.ファンタジーな世界に高度な文明はないので(博士のいた時代の超文明は滅んでいる)世界観に合わせるため、必要最小限の登場にした。
 2.異世界であることの認識を刷り込んでいくために、あえてスマホを登場させなかった。
 3.最終的に魔法を超えた「神気」を操るため、特に戦闘においてはお役御免になった(※ネタバレ)
といった考察が浮かびました。まあ、全くスマホを使っていない訳でもなく、各国の首相や国王にはフレイズ出現に際して早急に連絡を取るために使用したりしています。それにフレームギアもありますしね。
また、冬夜の発想力や創造性はさすがなもので、バラエティに富みつつしっかり作品としての個性を出していて、冬夜ができない部分は周りのサポートに頼り切りでも自分の領域では独壇場となる感じは爽快感があって好きです。
散々書いていますが、2期からはほぼほぼロボットアニメじゃん!となりそうな感じがしますよね。ですが、先日公開されたティザーPVを見ると、ヒロインとの触れ合いが多くなりそうな感じもしました。この作品はヒロインが多くみな個性的なところだと思うので、期待してもいいと思います。


おわりに

今回はここまでとなります。
この続編アニメ紹介、題して「-NEXT anime's sequel-」は、今後も継続的に連載していく方針で考えていて、現在は第5回までの連載を予定しています。好評でしたら、随時更新していこうと思っています。
気になった方は、この機会に是非読んでみてください。そして、感想等あれば是非コメントを頂けると嬉しいです。

次回も乞うご期待ください。それでは。


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